「中性脂肪が高い」についてよくある質問
ここまで中性脂肪が高いと言われた場合について紹介しました。ここでは「中性脂肪」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
健康に注意が必要な中性脂肪の値はどれくらいでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
中性脂肪の基準値は空腹時採血で30~149mg/dLです。空腹時では150mg/dL以上、空腹時以外では175mg/dL以上で異常値と判断されます。なお、空腹時で500mg/dL以上ある場合は、急性膵炎を発症する危険があるので、特に注意が必要です。
中性脂肪値が300以上で高い人はどんな治療が必要ですか?
伊藤 陽子(医師)
中性脂肪値が300以上の場合、受診勧奨となります。まずは医療機関を受診し診察を受けましょう。血液検査の再検査や生活習慣の改善をしても高値が続く場合は薬物療法も併せて行います。
女性で中性脂肪が高い場合、主な原因はどんなことが考えられますか?
伊藤 陽子(医師)
中高年の女性で中性脂肪が高い場合には、女性ホルモンの影響が考えられます。閉経するとホルモン分泌が少なくなるため、LDLコレステロールや中性脂肪が上昇しやすくなることが知られています。
中性脂肪の高い人が控えた方がいい食べ物や飲み物を教えてください。
伊藤 陽子(医師)
お菓子やジュースなどの糖を含む食べ物やアルコールを摂りすぎることは控えましょう。全般的に食べ過ぎや飲み過ぎはよくありません。満腹になるまで食事はせずに、ゆっくりとよく噛んで食べることで、過剰な食事摂取を抑えることができます。
編集部まとめ 中性脂肪が高いと言われたら食生活と運動習慣を改善しましょう!
中性脂肪は脂質の摂りすぎだけではなく、エネルギー・糖質・アルコールの過剰摂取、内臓脂肪型肥満や運動不足なども高くなる原因です。
中性脂肪を下げるには、適正なエネルギー摂取・菓子やジュースなどに含まれる消化されやすい少糖類やアルコールの制限・魚に多く含まれるn-3系脂肪酸の摂取や野菜など食物繊維の摂取を増やすなど食生活の改善や運動習慣の改善が効果的です。
中性脂肪が高い状態を放置してしまうと、生活習慣病の発症や動脈硬化を進行させて心疾患や脳梗塞などの病気を引き起こす危険があります。
健康診断などで中性脂肪が高いと指摘されたら早めに医療機関を受診しましょう。

