内容への受け止めは?
編集部
国立健康危機管理研究機構が発表した内容への受け止めを教えてください。
五藤先生
今回の発表で注目すべきは、全国の定点当たり報告数が7.03と、警報の目安である5.0を明確に上回った点です。全国値が5.0を超えるのは約2年ぶりです。例年ピークを迎える7月下旬に向け、お盆の帰省シーズンにかけてさらに増える可能性があります。診療の現場で特に気を付けてもらいたいのは「脱水」です。口内の水ぶくれの痛みで乳幼児は飲食を嫌がりやすいため、経口補水液やゼリーなどをこまめに少量ずつ与えましょう。多くは自然に回復しますが、高熱が2日以上続く、繰り返し吐く、ぐったりする、けいれんを起こす場合は、まれな合併症のサインとして早めの受診をおすすめします。回復後も便からウイルスが数週間排出されるため、手洗いは丁寧に続けてください。
編集部まとめ
手足口病は、多くの場合は自然に回復する感染症ですが、乳幼児を中心に夏場は流行しやすく、家庭や保育施設で感染が広がることがあります。発熱や口の中の痛み、手足の発疹が見られた場合は無理をせず様子を観察し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。普段から丁寧な手洗いや排泄物の適切な処理など、基本的な感染対策を続けてください。その行動が、自分や家族を守ることにつながります。
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