■ライバル企業も一緒に議論、「世界共通の味」を磨く
評価では、各工場から無作為に選ばれた原材料を使用する。
長テーブルにはビビアン氏と複数社のサプライヤー担当者が並び、まず「ターゲット」を全員で試食。その後、どの会社の製品か分からない状態で各社のサンプルを評価し、ターゲットと一致しているか、どの程度の違いがあるかを確認しながら議論していく。
すべての評価終了後に初めて、どの会社のサンプルだったかが明かされる。
印象的だったのは、一方的に採点する場ではなく、ビビアン氏とサプライヤー担当者が積極的に意見を交わし、互いの評価を確認しながら議論を重ねていたことだ。
■「良いパートナーがいなければ品質は守れない」
評価終了後、ビビアン氏は品質管理で最も大切なことについて、「まず仕事を好きになること。そして食べることを楽しむこと」と語った。
そのうえで、「最も重要なのは人との関わりです」と強調する。
「私は香港を拠点に世界各国を回っていますが、日本チームとも強い信頼関係があります。一人が情熱を持っていても、良いパートナーがいなければ何も実現できません」
評価会は数カ月前から準備を始め、サンプル輸送や日程調整など、多くの関係者の協力によって成り立っているという。
官能評価ではまずターゲットを試食・評価する

