■「先生と生徒ではなく、一緒に学ぶ仲間」
ビビアン氏は約20年間、品質評価に携わってきた。
以前は「教師が教え、生徒が聞く」という研修スタイルが一般的だったが、現在は違う考え方を重視している。
「先生と生徒ではなく、友人のような雰囲気を作りたい。その方が分からないことを質問しやすく、お互いに学び合えます」
評価結果が思わしくなくても、「一緒に改善方法を考えましょう」と声を掛ける。
「一度悪い結果が出たから終わりではありません。改善できると信じてもらうことが大切です」
■「20年担当しても、まだ学び続けている」
世界各国で品質評価を続けてきた現在も、「まだ学び続けています」と話す。
「『もう全て知っている』とは思いません。サプライヤーに『なぜこうなるのですか』と質問し、製造現場から学ぶこともたくさんあります」
世界中の商品を評価し続けた経験については、「練習を重ねるほど、良い品質と改善点を言葉で説明できるようになります」と語った。
世界中どこでビッグマックやチーズバーガーを食べても“同じ味”だと感じられる背景には、人の感覚を世界共通の「物差し」として磨き続ける仕組みがある。官能評価は、その物差しを未来へ受け継ぐための場でもあった。
世界各国の官能評価を担当するビビアン氏

