なぜスウェーデンでは「4歳ごろまで後ろ向き」? 日本と異なるチャイルドシートの常識

チャイルドシート・ジュニアシート卒業の目安は?

では、どのタイミングで大人用シートベルトのみで安全に車に乗れるようになるのでしょうか。そのタイミングをチェックできる「5ステップテスト」が紹介されました。

「子どもが通常のシートに移行できるかどうかは、『5ステップテスト』(上図)によって確認できます。膝を自然に曲げて無理なく座れることが重要なポイントです」(ヤコブソン博士)

5ステップテスト

1. 子どもが背中を車両シートの背もたれにつけて座れる。
2. 子どもの膝がシートの端で自然に曲がる。
3. 腰ベルトが子どもの太ももの上部にかかる。
4. 肩ベルトがお子どもの首と肩の間にかかる。
5. 走行中ずっと、前かがみになったり横に傾いたりせず、正しい姿勢で座っていられる。

「大人でも子どもでも、肩ベルトは必ず肩の上を通さなければなりません。腕の下に通すのは危険です。肩ベルトが肩にかかっていないと、衝突時に腹部へ大きな荷重が集中してしまうからです」(ヤコブソン博士)

今回のセミナーを通して、ヤコブソン博士は「事故が起きた際に子どもを守れるかどうかは、事前の準備によって決まります。チャイルドシートが子どもを守るうえでどれほど重要であるかを理解して、正しい行動を起こしてほしい」とメッセージを送りました。

後ろ向きチャイルドシートでは、親の姿が見えずに子どもが泣いてしまったり、嫌がったりすることもあります。しかし万が一の事故の場合に大切なわが子を命の危険や大きなけがから守る大切なもの。チャイルドシートやジュニアシートを正しく装着することが何よりも大切だと再確認したセミナーでした。

(取材・文:早川奈緒子/マイナビ子育て編集部)

配信元: マイナビ子育て

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