〈展望〉風、薫る【7/27~第18週】りん、新潟で黒川(平埜生成)と再会、退職した直美(上坂樹里)に虎太郎&シマケン(佐野晶哉)ら協力

〈展望〉風、薫る【7/27~第18週】りん、新潟で黒川(平埜生成)と再会、退職した直美(上坂樹里)に虎太郎&シマケン(佐野晶哉)ら協力

女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合)の第18週「岐路にて」(第86~90回)が27日から始まる。第17週「脈動」では、直美が実母・柳川文(内田慈)との再会と別れを経験し、出生の秘密に1つの区切りがついた。本作前半のテーマの1つとなった「母娘の物語」が大きな節目を迎えた一方、第18週では、その経験を糧に直美が看護師として新たな一歩を踏み出す。りんもまた人生を左右する大きな決断を迫られ、物語は、それぞれが自ら選んだ道を歩み始める新章へと突入する。

朝ドラ「風、薫る」第18週「岐路にて」(第86~90回)ポイント

第18週最大の見どころは、文との別れを経た直美が「病院」という組織を離れ、自ら理想とする看護を実現するため「派出看護」という新たな道へ踏み出す点だ。実在のトレインドナース・大関和らも普及に尽力した訪問看護の原点ともいえる活動が、いよいよ本格化する。また、りんが意外な形で黒川勝治(平埜生成)と出会い、新聞記者・横沢公輔(井上祐貴)との「結婚問題」も動き出すなど、ダブルヒロインそれぞれの「岐路」が交錯する1週間となりそうだ。

【以下、見所】

ある日、りんのもとを、かつて帝都医大病院に勤めていた医師の黒川が訪ね、看護婦として働かないかと誘う。一方、直美は帝都医大病院を辞め、派出看護を始めることに。「瑞穂屋」を営む清水卯三郎(坂東彌十郎)や、製薬会社で働く竹内虎太郎(小林虎之介)、小説家を目指す「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉)の協力を得て奔走するが…。

朝ドラ「風、薫る」第17週「脈動」ストーリー展開【振り返り】

第17週は、直美が実母の文との再会を通して、自身の出生と向き合い、「看護婦」と「娘」という2つの立場の間で揺れ続けた物語だった。母娘が長年抱えてきた後悔や葛藤は、看取りの日々を重ねるなかで少しずつ解きほぐされ、血縁だけではない家族の絆や、看護の本質が丁寧に描かれた。直美が文の最期に寄り添い、自らの人生を前へ進める決意を固めるまでを描いた、作品全体の大きな転換点となる週だった。

【以下ネタバレ】

病に伏せる文を看病していた直美は、枕元に落ちていた髪紐の裏地が、自身が幼い頃から持ち続けるお守り袋と同じ柄であることに気づく。さらに卯三郎から、文とは明治元(1868)年に横浜で出会ったと聞き、自らの出生とのつながりを確信。「私の母親ですか?」と問いかけるが、文は静かに否定した。一方、直美の母「初代夕凪」を調べる寛太(藤原季節)は、熱海で安産祈願をした夕凪が横浜へ移り住んだことを突き止め、文が直美の母で間違いないと伝えた。

新潟・上越で暮らすりんは直美からの手紙で文が実母だと知る。その頃、文が吐血し、往診した帝都医大病院の医師・藤田邦夫(坂口涼太郎)は直美に、文は胃がんで全身に転移しており治療は難しいと告げた。文から「もう来なくて結構」と拒まれても直美は看護を続けるが、心身ともに疲弊。異変に気づいた娘・環(英梨)の手紙を受けたりんは急きょ帰京し、看護婦としてではなく、今は文の娘として向き合うべきだと背中を押す。

決意した直美は、文に病状を隠さず伝える。文は「おかげですっきりしました」と穏やかに受け止め、2人の間にあったわだかまりは少しずつ解けていく。その後、直美、りん、環、文の4人は双六を囲み、束の間ながら家族のような温かな時間を過ごした。

寛太はさらに調査を進め、文が「夕凪」を名乗っていたころ、恋人と外国へ渡ろうとしたものの裏切られ、ひとりで直美を出産し、娘を守るため教会へ預けざるを得なかった壮絶な過去を突き止める。卯三郎も病床の文を見舞い、「よく頑張ってきましたね」とねぎらった。

母の過去を知って落ち込む直美を、小川吾郎(甲斐翔真)が励ます。何気ない優しさに触れた直美は久しぶりに笑顔を見せた。後日、眠る直美の頬に手を伸ばした文は、お守り袋に気づいて手を止め、「直美さん、1つだけしたいことがあります」と穏やかに語りかける。

寛太の手配で、直美と文は浦崎八幡神社を訪れる。かつて身重の文が安産祈願をした思い出の場所で、文は長く祈りを捧げ、「ここに来た頃が一番幸せだった」と静かに振り返る。そして「これまで、ずいぶん努力されたんですね、横浜の教会に、捨てられていた子が…こんな立派な看護婦さんになって…。私のような者とはまるで違う。あなたならきっと大丈夫」と語りかけた。

帰宅後、眠る環の寝顔を見つめる直美に、りんの母・美津(水野美紀)は「直美さんが環の2人目の母なら、私は直美さんの2人目の母です」と優しく語りかける。そして「1人目の母上さまはもっとだったと思いますよ。寝顔を見て、大きくなった姿を見て…それはもう…何も…いらないほどに。よくやりました…。よく頑張りました」と抱きしめると、直美は張り詰めていた思いを解き放つように声を上げて泣いた。

その後、直美は卯三郎から文が託した全財産を受け取る。辞退しようとするが、卯三郎は、文が直美に名前を付けなかったのは「拾った人に愛され、育ててもらいたかったからでは」と語り、「親が残した遺産です」と受け取るよう勧める。直美は母が命を懸けて残した最後の愛情として受け入れた。

直美は、文と最後の時間を過ごせたのは帰京してくれたりんのおかげだと感謝をつづった手紙を送る。手紙を読んだりんは「よかった…よかったね…」と涙ながらにつぶやいた。

配信元: iza!

提供元

プロフィール画像

iza!

ネットで話題のネタや旬なニュースがサクッとわかるサイト 産経デジタル独自の原稿を掲載しながら、産経ニュース、サンスポ、zakzakなどさまざまな媒体のニュースを掲載。気になるニュースや話題がサクッとわかるサイトです。