結婚してから、夫に言われて初めて気づいたことがあります。それは、「朝食」に対する考え方の違い。朝は少しでも長く寝ていたい私に対し、夫には結婚生活ならではの理想があったのです。
朝食は食べられれば十分だった私
私は昔から朝が苦手で、朝食は「食べられれば十分」というタイプでした。食パンをそのまま食べたり、時間がある日はインスタントのスープを飲んだりする程度。朝は少しでも長く寝ていたかったので、それ以上のことを考えたことはありませんでした。
そんな私が、結婚後しばらくして、夫に「朝食を一緒に食べるようにしてみない?」と提案されました。
提案を受け入れ、私も少し早起きをするようになり、一緒に朝食を囲むようになりました。ただ、「簡単に食べられるもの」は変わらず、食卓に並ぶのは相変わらず食パンが中心。夫はジャムを塗って食べるのが好きだったので、私もそれにならうようになりました。
夫が希望していた「夫婦での朝食の時間」。しかし、夫はどこか物足りなさそうな様子でした。
「朝ご飯に憧れてるんだ」
ある日、「何か気になることがあるの?」と聞くと、夫は少し照れくさそうにこう言いました。
「実は……妻が作ってくれる朝ご飯に憧れているんだ」
その言葉を聞いて驚きました。つまり、夫は「夫婦での朝食の時間」だけでなく「私の手作り朝食」を希望していたのです。
正直、私は早起きするだけでも精いっぱい。本当は朝食より睡眠を優先したいくらいで……。だらしないかと思われるかもしれないのですが、夫の要望には応えられそうにありませんでした。
少し考えた後、私は「毎朝しっかりした朝食を作るのは難しい」と正直に伝えました。

