自分だけ出やすい街を指定して失敗続き
麻衣さん(仮名・33歳/金融機関)は神奈川県在住の実家暮らしです。マッチングアプリで婚活を続けてきましたが、30代半ばを前に「もっと結婚への真剣度が高い男性と効率よく会いたい」と考え、結婚相談所も併用し始めました。
ところが、相談所に入会しても、なかなか本気度の高い男性と出会えません。婚活状況を見せてもらうと、その理由はすぐに分かりました。
東京や埼玉県在住の男性とのお見合いでも、待ち合わせ場所を毎回、横浜駅や藤沢駅周辺に指定していたのです。このように、自宅の近くを指定してしまう人は、実はけっこういるのです。
「横浜じゃダメなんですか?」でも相手は練馬在住…
マッチングアプリでは、マッチング後に男女が直接メッセージをやり取りし、デート場所を相談します。一方、結婚相談所では、お見合い成立後の日程や場所は相談所を通して調整されます。多くの場合、申込みを受けた側が場所の決定権を持つ仕組みになっています。
麻衣さんは言いました。
「出やすいし、慣れているので横浜を指定していました。ダメなんですか?」
私はこう伝えました。
「ルール違反ではありません。でも、以前お見合いしたこの男性は練馬区在住ですよね。横浜まで来るなら1時間半近くかかっていたかもしれませんよ」
もし横浜だけでなく、品川や渋谷など、お互いの中間地点も提案していれば印象は違ったでしょう。
しかし、ピンポイントで自分が便利な場所だけを指定すると、「相手への配慮がない人」と受け取られてしまいます。
結婚相談所では、相手も複数のお見合い相手と並行して活動しています。
まだ会ってもいない段階で小さな気遣いの差が、そのまま相手の熱量の差になりやすいのです。

