
35歳以上の男性がひと回り以上年下の女性に積極的にアプローチする「おぢアタック」の厳しい現実とは?(画像はイメージ)
【衝撃】「えっ…ヤバっ…!」 これが、年収700万・37歳バリキャリが「交際終了」を言い渡された“まさかの理由”です!
「おぢアタック」という言葉がSNSで話題になっています。これは、35歳以上の男性がひと回り以上年下の女性に対し、自身の年齢差を顧みずに積極的にアプローチする様子をやゆした表現です。
結婚相談所の現場でも、こうした年齢差の大きな申し込みは決して珍しくありません。その背景には、「子どもが欲しい」という切実な願いや、自らが描く人生設計をかなえたいという思いがあります。また、年の離れた若い女性と結婚することで、自身の男としての魅力を周りに示したいという気持ちも見受けられます。
今回は、結婚相談所を運営している筆者が、「おぢアタック」の実態を伝えながら、いかにそれが成功しにくいかをお伝えします。
実家暮らし50歳公務員「30代後半の女性と1年以内に」の無謀
「できたら1年以内に相手を見つけて結婚をしたいんです」
入会面談に訪れ、そう話したのは、公務員のあつしさん(50歳・仮名)です。
大学卒業後から堅実に仕事に打ち込み、これまでの恋愛経験はほとんどないままに年を重ねてしまったそうです。
現在は88歳の母親と二人暮らしで、父親は10年以上前、78歳で他界しました。
話を聞けば、生活は実に規則正しいものでした。仕事が終われば寄り道をせず帰宅し、母親が作った夕食を食べているそうです。休日に友人と出掛けることもほとんどなく、唯一のぜいたくは年に一度、母親と出掛ける国内の温泉旅行だといいます。
「お酒は飲みません。代わりに甘いものが大好きなので、新作のコンビニスイーツが出ると、つい買ってしまうんです」
そう照れくさそうに笑う姿からは、派手な生活とは無縁の真面目な人柄が伝わってきました。
父親が建てた自宅は住宅ローンも完済しており、貯金は3000万円あるそうです。
こんなあつしさんのお相手の希望年齢は、30代後半までの女性でした。背景には「子どもが欲しい」という強い思いがありました。
不動産や貯金もあることは、結婚生活において大きな魅力です。しかし、定年まであと10年。そう考えると、これから子どもを授かったときに、3000万円の貯金が子育てに十分な金額かどうかは疑問が残ります。
また、「50歳まで一度も実家を出たことがない」「身の回りのことは今も母親が担っている」という実家暮らしの男性を、婚活している女性たちは敬遠しがちです。
女性たちが見ているのは、「この人と結婚した時に、どんな家庭生活が築けるか」という未来です。
安定した収入があるのはもちろんのこと、最近は共働きを希望する女性も多いので、「家事を分担し、夫婦としてお互いが自立した生活を送りたい」「対等な立場で家庭を運営していきたい」と望んでいます。
活動を開始したものの、あつしさんは、苦戦を強いられています。
52歳バツイチ大手メーカー勤務「先祖代々の血筋」に縛られ破局
大手メーカーに勤務するかつやさん(52歳・仮名)は、現在都内で一人暮らしをしています。地方にある実家は、地元でも広大な土地を所有する地主でした。
「先祖代々受け継がれてきた家系を、私の代で途絶えさせたくないんです」
年収は約800万円。実はバツイチで、30代前半で結婚したものの、40代前半で離婚をしました。子どもには恵まれず、そのことが今も心残りだといいます。
離婚から数年がたち、「やはり家庭を持ちたい。そして自分の子どもを育てたい」という思いが強くなり、49歳になって婚活を始めました。しかし、これが苦戦続きでした。
見た目には気を使い、本人も「実年齢より若く見られる」と自負しています。
ただ婚活では、若々しい印象だけで年齢の壁が越えられるわけではありません。プロフィールには、実年齢が数字として記されているからです。
活動当初49歳のときは、30代後半の女性とも、たまにお見合いを組むことができました。
しかし、50歳を超えてからというもの、30代の女性とのお見合いはほとんどできなくなりました。そこで希望年齢を42歳まで広げたのですが、それでも10歳以上の年齢差があるので、ご縁は簡単にはつながりませんでした。
そんなかつやさんに転機が訪れました。それは、婚活パーティーに参加した時のこと。48歳のみちこさん(仮名)と意気投合し、改めてお見合いを経て仮交際へと進んだのです。
かつやさんは、見た目も爽やかで、コミュ力もあります。年齢にこだわらず、年の近い女性を選べば、いくらでもお付き合いできるチャンスが広がります。
筆者は、「子どもを授かる結婚でなく、パートナーと歩む結婚に考えを切り替えて、このまま成婚まで進めば良いな」と期待していました。ところが、3回目のデートでかつやさんは、自分の本音をみちこさんに打ち明けます。
「やっぱり僕は、自分の子どもが欲しいんです」
その言葉を伝えた翌日に、みちこさんの相談室からは、交際終了の連絡が届きました。「彼の願いをかなえられる相手は、私ではありません」と、交際終了の理由が書かれていました。
子どもを持ちたいという男性の願いは決して否定されるものではありません。それでも、その願いを最優先にし、押し通すことで、本来なら築けたかもしれない幸せな夫婦関係を手放すことにもつながるのです。
