年収2000万・資産4億の52歳が陥った「女性への不信感」
自営業を営むみちおさん(52歳・仮名)の年収は約2000万円。総資産は4億円。すべて自ら築き上げた財産です。
「今、仕事を辞めたとしても、妻と子どもを養っていけるだけの資産はあります」
実は30代の頃、一度だけ本気で結婚を考えた女性がいました。外資系企業に勤めるキャリアウーマンで、お互いの仕事を尊重しながら家庭を築いていこうと婚約までしたのだと言います。
しかし、その矢先、彼女に海外赴任の辞令が出ました。それは、彼女にとっては人生を左右する大きなチャンスでした。
「今は結婚より仕事を選びたい」
そう告げられ、婚約は解消となりました。
その後も交際相手は何人かいたそうです。しかし、元の婚約者と比べてしまうと、どこか物足りなく、「この人と結婚したい」と思える女性には巡り合えないまま50代になってしまいました。
そしてスタートした婚活ですが、42歳までの女性を希望していました。とはいえ、子どもを授かることが第一条件だったので、「できれば30代の女性を」と願っていました。
年収や資産があるため、30代後半から42歳くらいまでの女性と、お見合いは成立しました。仮交際に入った女性もいたのですが、お付き合いを続けていくと違和感を覚えることが多かったのです。
「結婚したら専業主婦になりたいです」
「海外旅行には年に2回は行きたいです」
「美容やエステにはお金をかけたいです」
だんだんとみちおさんは、「自分の人間性ではなく、資産や収入に魅力を感じて近づいてきているのではないか」と疑うようになりました。
そして、結婚したいと思える相手に出会えないまま2年が過ぎていきました。
婚活を始めた当初、筆者はみちおさんに、こう伝えたことがあります。
「社会とのつながりを持ち、自立した考え方のできる女性ほど、年齢の近い男性を人生のパートナーとして選ぶ傾向があります。もし、精神的にも自立した女性と家庭を築きたいのであれば、子どもを持つことだけにこだわらず、同世代の女性にも目を向けてみてはいかがでしょうか」
しかし、みちおさんは、キッパリと言いました。
「同世代で、一緒に食事をしたり酒を飲んだりゴルフをしたりする女友達なら、いくらでもいます。僕が望んでいるのは、子どもを授かる結婚なんです。だから、その可能性のある女性と結婚したいんです」
年を重ねていけば、ますます30代の女性とは縁遠くなっていくことを実感しつつも、理想を手放すことができずにいました。
仲人として婚活者に、「理想を捨てなさい」とは言いません。ですが、婚活で大切なのは、自分が望む未来と、相手が望む未来の接点をどう探していくかです。その落とし所がちゃんとできている人が、成婚をしていくのです。
結婚は、一人の願いだけで成り立つものではありません。女性にも人生設計があります。
50歳を過ぎた男性が、「若い女性と結婚したい」と願い、自分の希望だけを優先すればするほど、相手との間に生まれるギャップは大きくなってしまい、結婚は難しくなっていくのが現状なのです。
