二世タレントの成功の鍵は下積みの長さ?
二世タレントと言えば、昔から世間を何かとお騒がせすることが多いという印象があります。お金持ちで知名度があり、一般家庭とは異なる教育を受けてきたために甘やかされ、実力がないのに親の七光りで芸能界デビューをして仕事を得ており、警察沙汰やスキャンダルも多い。そんなイメージは今もなおつきまといがちです。しかしUTAさんは、本作の俳優デビュー前にも、これまでワークショップに参加したり作品のオーディションを受けたりと、地道な下積みを重ねてきました。さらに本作では全裸に近いシーンもあり、大幅な減量とトレーニングで撮影に挑んだという俳優業への覚悟が、画面越しからも伝わってきます。こうした点も、華々しい血筋がありながらも努力や覚悟をしているUTAさんに惹かれる人が続出している所以でしょう。
奇しくも、UTAさんと同学年であり、歌手のUAさんと俳優の村上淳さんの息子である俳優の村上虹郎さんが先日、交際していた女性の顔や頭を殴るなどの暴行を加え、ケガをさせた疑いで書類送検されたという報道が出たばかりです。村上さんは親の名を借りない実力派俳優として着実にキャリアアップしてきただけに、今回の報道で「やっぱり二世タレントは……」という落胆の声も聞かれていました。
村上さんも高校で海外留学をしていたものの、高校卒業後すぐに映画初主演で俳優デビューをしており、下積みやオーディション経験などがない10代で俳優デビューすることは、二世俳優としてはリスキーになる可能性が改めて垣間見える出来事となりました。UTAさんが28歳で俳優デビューしたというのは、一般的な若手俳優としては遅いものの、二世俳優としては適切な年齢とも言えるかもしれません。
UTAさんに対しては「本木雅弘とUTAは、三國連太郎と佐藤浩市のように、子どもも親に匹敵する大物俳優になっていきそう」「もっといろいろな役を演じてほしい」「独特な色気がすごい」といった絶賛の声が続出。これから地上波ドラマや映画でもUTAさんの演技が見られる機会は増えていきそうな予感です。
<文/エタノール純子>
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中

