豊臣兄弟!【8/9第30回】清須会議開幕!秀吉(池松壮亮)勝家(山口馬木也)らと駆け引き、市(宮﨑あおい)握る「鍵」

豊臣兄弟!【8/9第30回】清須会議開幕!秀吉(池松壮亮)勝家(山口馬木也)らと駆け引き、市(宮﨑あおい)握る「鍵」

俳優の仲野太賀が主人公の豊臣秀長を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)の第30回が8月9日に放送される(2日は「ダーウィンが来た!」放送20周年スペシャルのため放送休止)。第29回(26日放送)では、山崎の戦いを制した羽柴筑前守秀吉(池松壮亮)が、秘密裏に明智光秀(要潤)と向き合い、最後の対話を交わす戦国ドラマとしては異例のシーンが展開。息子を亡くし悲しみに暮れる弟・小一郎長秀(仲野太賀)に、天下取りの野望を明かす様子も描かれた。第30回では、織田信長(小栗旬)亡き後の後継者争い「清須会議」が始まる。天下取りを決意した秀吉が、市(宮﨑あおい)や柴田勝家(山口馬木也)ら重臣を相手に、運命を左右する駆け引きへ乗り出す。

大河「豊臣兄弟!」第30回「清須会議」(8月9日放送予定)【見所】

天下人を目指す覚悟を固めた秀吉は、織田家の名代を決める評定に参加するため、小一郎を伴い清須城へ向かう。

小一郎が重臣たちを訪ね、名代に誰を推すつもりか探りを入れる一方、秀吉は憔悴する市に会い、内々にあることを頼む。

それぞれの思惑が入り乱れるなか、秀吉は評定の前夜に勝家ら重臣だけを呼び集め、織田家の人間抜きで話し合いをしたいと持ちかける。

大河「豊臣兄弟!」第29回(7月26日放送)ストーリー展開(振り返り・ネタバレあり)

最大の見所は、山崎の戦に敗れた光秀と秀吉が、誰にも知られることなく最後の対話を交わした異色のクライマックス。死を覚悟した光秀が駆け引きなく胸の内を明かし、穏やかな表情で人生を受け入れる姿は、本能寺の変から山崎の戦いまでの流れを独創的な形で描いた。

一方、初陣で負傷した息子・与一郎(大西利空)を失った小一郎が、「何のために侍になったんじゃ!」と号泣する場面は、第1話(1月4日放送)で故郷・尾張中村の幼なじみを野盗に殺され、「戦乱の世を終わらせたい」と願った小一郎の原点を思い起こさせる演出で、羽柴兄弟が力を合わせて天下取りへ突き進んでいく今後を象徴する重要な場面でもあった。

【以下、ネタバレ】

織田信長(小栗旬)・信忠(小関裕太)父子を討った光秀は、有力諸将を味方につけられないまま、迫る織田軍を迎え撃つため山城南部・山崎に陣を敷いた。毛利方と通じていた中川清秀(すがおゆうじ)や高山右近(市川知宏)までが織田方へ寝返ったことを知ると、重臣・斎藤利三(内藤剛志)は土佐の長宗我部氏へ援軍を求めるよう進言する。しかし光秀はこれを退け、信長がこの世にいないことこそが勝機と余裕を見せた。織田軍は主君を失った怒りで冷静さを欠き、寄せ集めの軍勢は統制を失うはずだと読み、「織田信長の代わりなど誰にも務まらん」と言い切った。

一方の織田軍は、信長の三男・信孝(結木滉星)を総大将として摂津に集結。総攻めを主張する信孝に対し、秀吉と黒田官兵衛(倉悠貴)は、山と沼地に挟まれた山崎の地形を利用し、慎重に敵を追い詰めたうえで、右近勢が寝返ったふりをして明智軍へ潜入し、光秀を生け捕りにする策を提案する。しかし信孝は、兄・信雄(山脇辰哉)から合流するまで動くなと書かれた書状が届くと、手柄を奪われることを恐れて総攻めを命じ、秀吉に全軍の指揮を任せた。

そのころ、三河・岡崎城の徳川家康(松下洸平)は、羽柴軍が備中から驚異的な速さで帰還したことを知り、いまから出陣しても間に合わないと判断。甲斐・信濃方面の防備に徹した。一方、越前・北庄城の勝家は、秀吉帰還の知らせに地団太を踏み、先を越されたことを悔しがった。

天正10(1582)年6月13日、両軍が対峙。信長の甥で光秀の娘婿・信澄(緒形敦)をかばったことが裏目に出たと自責する秀吉に、小一郎は「兄者だけのせいではないわ」「この世は何かが間違っておる」と語りかけ、「わしは明智殿のことが嫌いではなかった」と本音を漏らす。秀吉も「わしもじゃ」と静かに応じた。

そこへ与一郎が現れ、清秀や右近が敵の誘いに乗って苦戦していると報告。小一郎は信孝への報告と護衛を命じた。戦は当初こそ明智軍が優勢だったが、秀吉が左右と後方に伏せていた軍勢を一斉投入すると、一気に形勢は逆転した。しかし与一郎は、利三が放った刺客の矢から信孝を守ろうとして肩を負傷してしまう。

敗走した光秀は利三と別れ、坂本城を目指すが、秀吉が密かに放った兵に捕らえられた。対峙した光秀は、信長を討ったのは自分一人の意思だと語り、涙ながらに信長の無念を訴える秀吉に、自分が望んでいたのは追放された元主君・足利義昭(尾上右近)の世で、信長に奪われたものを取り戻すために謀反を起こしたと打ち明けた。そして「悔いてはおらん。羽柴殿。存分に恨みを晴らすがよい」と静かに言い残した。秀吉は家臣に、光秀は落ち武者狩りに遭って討たれたことにするよう命じた。

与一郎は長浜城で療養するが、差し入れられた好物の干し柿を食べようとした後、傷から毒が回り急変。その夜、小一郎と母・慶(吉岡里帆)に看取られ息を引き取った。

長浜城へ戻った秀吉が与一郎の死を知らされても動揺を見せない姿に、姉・とも(宮澤エマ)は戦の責任を問いただすが、秀吉は「今は小一郎のところへ行かねばならぬ…。すまぬ」とだけ告げて立ち去る。その変化に、ともは「今の…藤吉郎よね?」と戸惑った。

息子が残した干し柿を手にしながら昔を思い出し、「わしらは…何のために侍になったんじゃ!」と嗚咽する小一郎。秀吉は「お前がわしに言ったんじゃぞ。『己を責めても何も変わらぬ。この世は何かが間違っておる』と。だからのう小一郎、わしが変えるわ」と言って弟を抱きしめた。そして「これはまだ、われらだけの秘めごとじゃ。信雄様でも信孝様でもない。このわしが上様の思いを継ぐ」と語り、天下取りへの決意を初めて明かした。

配信元: iza!

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