腹膜癌の検査法は?
腹膜癌の検査方法は、主に以下の2つです。これらの臨床プロセスは、患者さんの負担を最小限に抑え、個々の病状や治療計画に応じて検討されます。
開腹し腹腔内の観察
開腹手術中に腹腔内を直接観察し、癌のステージ・病態の評価などを行います。しかし、進行した状態で受診することが多い腹膜癌は、開腹手術は癌の診断目的だけに留まりません。開腹時は、可能な限り病巣を摘出することを目指すのが原則です。従って、開腹検査は治療の一環としても実施されることを考慮する必要があります。
生検を行う
開腹手術中は腹腔内の観察と共に、腹部に存在する傍大動脈リンパ節を生検に送り、癌細胞の転移の有無など病理学的評価を行います。手術前診断で切除に大きなリスクが伴うと判断されれば、身体への負担が少ない経皮針生検が選択されます。
編集部まとめ
腹膜癌は、癌細胞が静かに浸潤していき、自覚症状が現れる頃には進行癌に進展していることが多いです。
癌の性質は卵巣癌に非常に似ているとして、治療方針はそれに準じている症例がほとんどです。しかし、卵巣癌と完全一致と同等の扱いとされている現状に、近年議論が交わされています。
現在、腹膜癌単独の治療データ・エビデンスは未だ乏しく、検診も確立しておらず難しい状況にあります。治療には副作用が伴い、予後は厳しい疾患とされていますが、適切な治療により根治したケースも少なくありません。
早期の発見・速やかな治療が重要なポイントです。日頃から定期的な検診を受け、気になる症状があれば迷わず医療機関を受診してください。

