包丁が切れにくくなると、「もう寿命かも」と考える人は少なくありません。
しかし、刃先の状態によっては、研ぎ直しで切れ味が戻ることがあります。
当記事では、切れ味が落ちた包丁の見極め方や家庭でできる手入れについて、総合刃物メーカー 貝印株式会社(以下、貝印)に聞いてみました。
切れ味低下は研ぎ直しで戻る?
貝印によると「包丁が切れなくなったと感じても、多くの場合は刃先がわずかに丸くなっているだけ」だといいます。
このような状態なら、研ぎ直しで切れ味が戻る可能性があるでしょう。
家庭内で包丁の切れ味の低下を判断するには、トマトで切れ味を確かめる方法があります。
※写真はイメージ
トマトを切ろうとした際に皮に刃が入りにくく、押しつぶしてしまう場合は、切れ味が低下している可能性が高いです。
鶏肉の皮が滑って切りにくい時や、長ネギの繊維が最後まで切れずにつながる時も、研ぎ直しを検討する目安になるでしょう。
包丁の寿命のサイン
一方で、研ぎ直しでは対応しにくい状態もあります。
大きな刃こぼれや欠けがある場合、刃が大きく曲がっている場合は、買い替えを検討したほうが安全です。
また、長年の研ぎ直しで刃幅が細くなり、本来の形から大きく変わっている包丁も注意しましょう。
刃の破損以外にも、柄がぐらつき出したら買い替えのサインです。そのまま使用していると、思わぬ怪我につながる恐れがあります。
研いでもすぐに切れ味が落ちる場合も注意
一度研いでも切れ味がすぐに低下する場合は、刃の状態や使用状況を確認しましょう。
大きな欠けや変形、繰り返し研いで刃幅が極端に細くなっている場合は、買い替えを検討する目安になります。
適切に研いでもトマトの皮に刃が入りにくい、鶏肉の皮が滑る、長ネギが最後まで切れずにつながるといった状態が続く時は、無理に使い続けないほうがよいでしょう。
※写真はイメージ
ただし、切れ味が落ちたからといって、すぐに買い替える必要はありません。
家庭用包丁は、適切に手入れをすれば長く使える道具です。
まずはもう一度研ぎ直しを行い、それでも改善しない場合に買い替えを検討するとよいでしょう。

