膵臓がんの早期発見法
定期的な健康診断
膵臓がんは、早期発見が難しいがんですが、定期的な健康診断を受けることで、早期発見の可能性を高めることができます。健康診断では、血液検査、尿検査、腹部超音波検査などの画像検査などを行います。
腹部超音波検査
腹部超音波検査は、膵臓がんの早期発見に有効な検査方法です。腹部超音波検査は、痛みを伴わず、体に負担の少ない検査です。侵襲が少ないため、膵臓がんが疑われた場合、まず超音波検査で膵臓の異常がないかを確認することが多いです。しかし、腸管ガスなどの影響で膵臓全体の観察ができないこともあり、観察が不十分となることもあります。
腫瘍マーカー検査
腫瘍マーカー検査では、血液検査で血液中の腫瘍マーカー(CA19-9など)を測定します。健康診断で行われる血液検査項目には入っておらず、人間ドックで行われることが多い検査です。腫瘍マーカー検査は、保険診療ではがんの診断を補助する役割で、腫瘍マーカーの上昇だけをもってがんと診断することは通常ありません。
「膵臓がんの進行スピード」についてよくある質問
ここまで膵臓がんの進行スピードについて紹介しました。ここでは「膵臓がんの進行スピード」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
膵臓がんはどれくらいの年数で進行していく疾患なのでしょうか?
齋藤 雄佑監修医
膵臓がんの進行スピードは、がんの種類やステージ、患者さんの状態によって大きく異なり、具体的に何年でがんになるという回答をするのは難しいです。一般的に、膵臓がんは進行が早い癌と言われています。早期の段階では自覚症状がほとんどないため、発見が遅れることも多く、診断時にはすでに進行しているケースがあることは前述の通りです。しかし、近年では、検査技術の進歩や治療法の開発により、早期発見・早期治療が可能になってきています。そのため、定期的な健康診断や、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

