夏休みのたび義妹の子どもたちを預かっていたAは、帰省した義妹の何気ないひと言に思わず本音がこぼれてしまい──。
夏休み
Aは義両親と二世帯住宅で暮らしています。
関係は良好で、普段から大きな不満はありません。
ただ、毎年夏休みになると、子どもたちを預かる時間が長くなることに、少し気が重くなりました。
共働きの義妹夫婦は長い休みが取りにくく、夏休みが始まると子どもたちだけを一足先に実家へ預けていました。
Aの子どもたちは毎年いとこ同士で遊べるのを楽しみにしていたため、Aも受け入れていたのです。
預かる日々
最初は義両親が子どもたちの相手をしていました。
ところが何日も続くと疲れが見え始め「向こうで遊んでおいで」と自然にAの家へ来るようになります。
気づけば子どもは4人。
食事の準備をして、おやつを出し、けんかを仲裁し、一緒に遊ぶ毎日。
夫が仕事の日はAが中心となって子どもたちを見ていたため、家事を済ませるだけで一日が終わってしまいました。
「義妹たちが帰ってくれば少し落ち着くかな」
そう思いながら、毎日を過ごしていたのです。

