自分を人間だと思うことで生じるリスクや問題点

愛犬が自分を人間だと勘違いしたまま生活していると、さまざまな問題行動や精神的なリスクが生じます。
最も代表的なのが、飼い主と離れることに強い不安を感じる「分離不安症」です。飼い主が少し留守番をさせただけで、家の中を荒らしたり、何時間も吠え続けたりするようになります。
また、自分を人間と同等かそれ以上の存在だと思い込むため、飼い主の言うことを聞かなくなり、気に入らないことがあると噛みつくといった重大なトラブルに発展する危険性も。他の犬と関われないストレスも、犬の心の負担になります。
愛犬と正しく向き合うための対処法

犬としての本能や習性を理解する
まずは飼い主が、犬には犬としての本能や習性、必要なルールがあることを正しく理解することが大切です。「かわいそうだから」と何でも人間の基準で判断して甘やかすのではなく、犬にとって何が本当に快適で安心できるのかを考えて行動しましょう。
犬としての尊厳を守り、正しい犬の習性に沿ったお世話を心がけることが、勘違いを解く第一歩になります。
生活にメリハリ(境界線)をつける
愛犬との生活の中で、人間と犬との間に明確な境界線を作るルールを設けましょう。例えば、寝るときは同じベッドではなく犬専用のケージやベッドで寝かせる、食事は必ず人間が済ませた後に犬に与える、といった日常のメリハリが効果的です。
これらを徹底することで、犬は「自分は飼い主に守られているペット(犬)である」という立場を自然と理解します。
他の犬との接点を作る
愛犬に「自分は犬である」という現実を優しく教えてあげるために、他の犬と触れ合う機会を少しずつ作っていきましょう。
いきなり賑やかなドッグランに行くのは刺激が強すぎるため、まずは散歩コースで落ち着いた性格の犬とすれ違うことから始めます。少しずつ犬の社会に慣れさせることで、犬同士のコミュニケーション方法を学び、仲間を怖がらなくなっていきます。

