「減らしたい」と「必要」のせめぎ合い…

動画との付き合い方について、今の気持ちに最も近いものを尋ねると、回答は大きく3つに分かれました。
「罪悪感はあるが、必要な場面もあると思う」が30%、「できれば減らしたい」が29%、「状況に合わせて使えばよいと思う」が28%です。いずれもほぼ同じ割合で、「動画は良い」「動画は悪い」と単純に割り切れない気持ちが表れています。
動画を完全にやめたいわけではない——しかし、好きなだけ見せてもよいとも思えない。必要性を感じながらも、時間や内容を調整したいと考える人が多いのでしょう。
実際、自由回答には、それぞれの家庭で試行錯誤している様子が寄せられました。
——タイマー式の時計を購入し、見る前に時間を設定しています。アラームが鳴ったら消すというルールを作りました。
——これが終わったらおしまいだよ! と、見る前に終わりを伝えています。
時間を決める、終わる前に予告する、見る内容を親が選ぶ、親子で一緒に楽しむ――。動画を一律に禁止するよりも、家庭に合ったルールを作りながら使っている人が目立ちました。
また、周囲の言葉によって、罪悪感が少し軽くなったという回答もありました。
——YouTubeを見せることに罪悪感がありましたが、母に「あなたも『おかあさんといっしょ』を見ていた。物が変わっただけ」と言われ、気持ちが楽になりました。
以前はテレビやビデオだったものが、スマートフォンやタブレット、動画配信サービスに変わっている現代。いつでも手軽に見せられる反面、終わりどころが難しくなったことも、親が感じる戸惑いや不安を大きくしているのかもしれません。
動画を見せたことより、「なぜ必要だったか」に目を向けて
今回のアンケートからは、動画を見せることに罪悪感を抱きながらも、家事や休息、きょうだいのお世話など、さまざまな場面で助けられている家庭の姿が見えてきました。
動画に頼らなければ家庭が回らない日や、体調が悪く子どもと十分に遊べない日もあるでしょう。動画を使ったことだけを切り取り、自分を責める必要はないのかもしれません。
一方で、長時間の視聴や、やめるときの子どもの反応に困っているのであれば、「動画を見せない」と決めるだけではなく、終わる時間を事前に伝える、タイマーを使う、親子で見るなど、負担の少ない方法を試してみるのもひとつです。
大切なのは、「動画を見せる親はよくない」と判断することではなく、なぜそのとき動画が必要だったのか、現在の使い方で困っていることは何かを考えることではないでしょうか。
罪悪感を無理になくそうとするのではなく、それぞれの家庭で無理なく続けられる付き合い方を探していきたいですね。
■調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2026年7月1日~7月8日
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方 225名

