「食後の血圧」はどうなるかご存じですか?低い・高い原因も医師が解説!

「食後の血圧」はどうなるかご存じですか?低い・高い原因も医師が解説!

食後の血圧が低くなる原因

食後低血圧の機序は、まだ十分に解明されていない部分もあります。
現状では、食後の血圧が低くなる原因について、考えられる原因は以下のようになります。

内臓への血液の集中

食事をすると、消化管の働きが活発となり、内臓に送りこまれる血液が増加します。すると、静脈からの血液量が低下します。
健康な人は、交感神経の活動や心拍数、心拍出量を増加させ、静脈から心臓へ帰ってくる血液を補い、血圧を保つことができます。一方で、自律神経の働きが低下する病気がある場合や高齢者の方では、このメカニズムが十分に働かないこともあります。その結果、心臓に戻ってくる血液が少なくなり、食後低血圧を起こす場合があると考えられます。

神経伝達物質の影響

神経伝達物質であるカルシトニン遺伝子関連ペプチドや、血管作動性腸管ポリペプチドなどは、血管拡張作用を持ちます。これらのペプチド(アミノ酸が結合したもの)が、食後低血圧と関連している可能性があるとする報告もあります。

インスリンの影響

炭水化物やブドウ糖を多く含む食事は、インスリンなどのホルモンの分泌を促します。血液中でインスリンの濃度が上昇すると、血管拡張作用などによって食後低血圧を引き起こす可能性があると示唆されています。

食後の血圧が高くなる原因

通常、食事をとると血圧は下がる傾向にあります。しかし、下記のような場合は血圧が上がってしまうこともあります。

高塩分食

例えば大盛りラーメンを汁まで飲み干すなどすると、摂取する食塩量が過多になってしまうこともあります。そうした場合には、食後に血圧が上昇する可能性があります。

カフェインの摂取

コーヒーなどに含まれているカフェインを摂取すると、血圧が一時的に上がる場合があります。特に、普段コーヒーを飲まない方で、こうした影響が出やすい可能性があります。

動脈硬化が隠れている

食後低血圧を起こす方には、実は動脈効果が隠れているかもしれないといった研究データもあります。

配信元: Medical DOC

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