35歳で死亡した元スター子役の死因が判明
6月には、2000年代前半を代表する子役の一人として注目を集めたデイヴィ・チェイスが死亡していたことが明らかになった。米ロサンゼルスの検視官報告書によると、正式な死因は後天性免疫不全症候群(エイズ)。また、「慢性的な多剤併用(多くの医薬品を同時に服用)」も死亡を助長した要因だったとされている。
父親のジョン・デヴィッド・シュウォリアーさんはニューヨーク・タイムズ紙に対し、デイヴィは生前ホームレス状態となり、亡くなった病院近くで恋人と車中生活していたと明かした。ジョンさんは妻と離婚後、まだ幼かったデイヴィと離れて暮らすことになったが、しばらくは連絡を取り合っていたという。そして、13歳の頃から娘が薬物問題に苦しんでいたこと、近年は疎遠状態だったことも打ち明けている。
一方、母親のキャシー・チェイスさんも、デイヴィの薬物依存について英デイリーメール紙とのインタビューで告白。「2016年のバイク事故で鎮痛剤を処方されたことがきっかけだった」「それからは薬物に溺れ、悪い仲間とつるむようになった。2019年に会ったのを最後に連絡が途絶えていた」と明かしている。
米版『リング』の貞子役を怪演。ジブリ名作で主人公の声も担当
幼いころから子役として活動していたデイヴィは、日本の大ヒットホラー映画『リング』のハリウッドリメイク版『ザ・リング』(2002年)でブレイク。長い黒髪で顔を覆い、テレビ画面から這い出てくる恐怖の怨霊キャラクターで、貞子にあたるサマラ・モーガン役を怪演して、一躍有名になった。
ホラー以外の作品でも存在感を発揮し、ディズニー映画『リロ&スティッチ』(2002年)で主人公リロの声を担当し、アニー賞の最優秀声優賞を獲得。スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』の全米公開版(英語吹き替え版)で、主人公・千尋の声を担当したことでも知られている。その後も、映画『ドニー・ダーコ』や、米ヒットドラマ『ビッグ・ラブ』などに出演し、実力派俳優として着々とキャリアを築いていたデイヴィ。しかし、2016年のゲーム『LET IT DIE』に出演したのを最後に、表舞台から遠ざかっていた。

