冷蔵庫の防災――災害で停電!どう乗り切るか

冷蔵庫の防災――災害で停電!どう乗り切るか

近年、「これまでにない暑さ」と言われる夏が続き、2026年には“酷暑”という表現まで定義されました。そんな中で気になるのが、地震や豪雨、台風などの災害による停電リスクです。

筆者の停電体験。復旧までの間で庫内が14度に

私自身も豪雨・落雷による停電を経験しました。数年前の8月27日の夕方、突然家じゅうの明かりが消え、エアコンも冷蔵庫も停止。約2時間で復旧したものの、その間に気になっていたのは冷蔵庫の中身でした。

停電時、冷蔵庫はすぐに冷えなくなるわけではありません。ドアの開閉を控えたものの、停電から2時間後の庫内温度は、約14度まで上がっていました。

翌日には通常時の約8度に戻りましたが、短時間でも温度変化は大きいことが分かりました。

冷凍庫の氷は、表面が少し“テカッ”としていて、溶けだす寸前ですが、溶けていませんでした。2時間程度であれば、持ちこたえられましたが、長時間の停電では注意が必要です。

冷蔵庫を食べ尽くす防災実験でわかったこと

翌日から停電を想定し、冷蔵庫と冷凍庫にある食品をどの順番で消費するべきかを実際に試してみました。

実験を通じて感じたのは、「食べる順番」をあらかじめ考えておくことの大切さです。冷凍庫は食品を冷やすだけでなく、「保冷庫」の役割も果たしてくれます。開け閉めをせず、できるだけ冷気を逃がさなければ、冷蔵庫よりも食品が持ちます。

基本は「冷蔵→冷凍」。傷みやすい冷蔵食品をまず優先し、その後に冷凍食品。家に備蓄してある常温保存のレトルトや缶詰や乾麺なども活用すると無理なく食事ができました。

実験では、生野菜は早く食べ終わりました。バターやヨーグルト、チーズなどの乳製品は一度に消費しにくいことも分かりました。乳製品は買いすぎないことが停電への備えにつながります。もし、被災状況が長引く大規模災害では、野菜不足を補うために、野菜ジュースや乾物野菜などの備えが必要です。(参考:コラム第3回でトマトジュースを活用したレシピをご紹介)

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