夏場に傷みやすい切り花、“長持ち”させるには? 『正しいお手入れ』をプロに聞いた

夏場に傷みやすい切り花、“長持ち”させるには? 『正しいお手入れ』をプロに聞いた

夏場に水が傷みやすい理由

夏場、花瓶の水が傷みやすいのは、気温が高く、水中の細菌や微生物が急速に増えることが原因です。

『ラタンのバスケットと白い花』の写真

※写真はイメージ

細菌が増えると、花瓶の水が濁ったり茎にぬめりが発生したりします。

この細菌やぬめりが、花が水を吸い上げる『道管』を塞いでしまい、花や葉がしおれやすくなるそうです。

基本は毎日の水替えと切り戻し

そこで西村さんがすすめるのが、毎日の水替えです。水替えの際は、以下の3つポイントを意識しましょう。

・花瓶をしっかり洗う。

・新しい水に入れ替える。

・茎のぬめりを洗い流す。

なお、水が減った時に継ぎ足す『さし水』は控えてください。古い水の中に繁殖した細菌が残ってしまうため、すべて入れ替えましょう。

『チューリップの花瓶を持つ女性』の写真

※写真はイメージ

茎の先端を1〜2cmほど切り戻すことも大切です。飾っている間も定期的に切り戻すと、新しい断面から水を吸いやすくなります。よく切れるハサミで、斜めに切りましょう。

花瓶は、直射日光や高温になる窓際を避け、涼しい室内に飾ることをおすすめします。ただし、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥を招くため、避けたほうがよいでしょう。

『カゴに入った花』の写真(画像提供:公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会)

画像提供:公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会

「もっとも効果が高いのは、特別な薬剤や裏技よりも、清潔な水を維持することです」と話す西村さん。

毎日の水替えと涼しい場所への設置、この2つを丁寧に続けるだけで、夏の切り花はぐっと長持ちします。

今年の夏はこの基本を意識して、部屋で切り花を楽しんでみませんか。

西村好正さんの顔写真 取材協力 西村好正(にしむら よしまさ)

公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会(NFD)理事長。
NFD名誉本部講師、試験審査委員、コンクール審査委員として、長年にわたりフラワーデザインの普及、人材育成、審査および指導に携わる。
1996、1997年と2年連続でNFD大賞、2007年日本フラワーデザイン大賞厚生労働大臣賞受賞。2020年全技連マイスター認定。
HP


[文・取材/ブリジア 構成/grape編集部]

出典 公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会
配信元: grape [グレイプ]

提供元

プロフィール画像

grape [グレイプ]

毎日立ち寄るコンビニ、通勤で使う駅、何気なく通り過ぎた街並…。 日常で見落としがちな出来事や話題のニュースを、grape 独自の視点で切り取り、お届けしています。 「みんなはどう思っているの?」「なるほど!ほんとそれ」「ハッとした」 人の『優しさ』にフォーカスしたgrape のコンテンツで、毎日のほんの『5分間』をより充実したものにしませんか。