食後に血圧が低くならないための予防法
では、食後に血圧が低くならないようにするために気を付けるべき点について解説しましょう。
食事を小分けにして食べる
食後低血圧を予防するためには、食事の1回量を少なめにして、食事の回数を多くすることが良いとする報告があります。食事量を減らすことで、胃などの内臓の血液を減らし、心血管系の代償を軽くすることができると考えられています。
食前に水を飲む
食前に水を飲むことによって、自律神経失調患者さんや健康な高齢者の血圧が上がることが認められています。最適な水の量や飲む速度はまだ明らかになっていませんが、食後低血圧を起こしやすい場合には試してみることもよいでしょう。
食事後に歩く
食後の歩行運動は、心臓から送り出される血液量や、内臓の血管抵抗の増加に関連しているという報告もあります。食後に歩くことで、血圧を上げる方向に働く可能性があります。特に、食後低血圧を起こす高齢者の方には、効果的な可能性があります。
「食後の血圧」についてよくある質問
ここまで食後の血圧について紹介しました。ここでは「食後の血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
食後どれくらい経てば血圧を測定してもいいのでしょうか?
木村 香菜 医師
食後すぐは、消化のために血液が内臓に集まる影響で、血圧が一時的に変動しやすくなります。そのため、できれば食後30分から1時間ほど経ってから測定するのが望ましいとされています。とくに血圧を正確に知りたいときや、家庭血圧の記録をつける場合には、食前か起床後1時間以内の安静時に測るのがベストです。

