●「今回はママ限定とした」理由と、円安前に契約した原料
松屋フーズホールディングスは弁護士ドットコムニュースの取材に、メールで回答した。
「弊社の表現により多くの方にご心配とご不快な思いをさせてしまいましたことをお詫び申し上げます。皆さまからの貴重なご意見を真摯に受け止めており、この点、配慮が足りてなかったと考えております」
企画の出発点は、物価高のなかで夏休みの食事の準備に追われる家庭の負担を軽くすることにあったという。
おかずだけの惣菜パックを最安350円から用意し、昼食や夕食をつくる余裕がないときには店内で食べてもらえるよう、税込500円のロースかつ定食を中心とした低価格メニューも組み合わせた。
「お昼ごはん、夜ごはんが手間の場合は当店でお子様にお腹いっぱいお召しあがりいただけるよう、『最安税込500円ロースかつ定食を中心に格安のメニュー』もご提案させていただきました」
対象を母親に限ったのは、この価格で出せる数に限りがあったためだと説明する。
「この価格でのご提供には当社も数に限りがありましたので、今回はママ限定とし、今後パパ応援企画も検討していると発信していた次第です」
●「真摯に受け止める」
寄せられた声については「賛否両論」だとしたうえで、件数や傾向の公表は控えるとした。社内でどのようなやりとりを経て「たしかにその通りだな」との方針転換に至ったのかについても、寄せられた意見を真摯に受け止めている、との回答にとどめている。
数量の制約については、企画のために準備した原料は「まだ今の為替になる前の契約のもの」で、対象を全利用者に広げたことにより「終了時期はかなり早まる見込み」だという。円安が進む前に確保した分量が、そのまま企画の上限になっている形だ。
同社は、夏休みいっぱい使えると考えていた利用者に向けて、次のように結んだ。
「夏休み終了まで利用できると期待されていたお客様には大変心苦しく考えておりますが、今後も、お客様の期待に応えられる企画を発信して参ります」

