闘病の記録と記憶を次の誰かに残す
編集部
「目に見えない副作用」について、周囲に理解してもらうための工夫はありますか?
斎藤さん
見た目では元気に見えても実際は動けない日があるので、無理に隠さず、「今日は体力が30%くらい」と具体的に伝えるようにしています。
編集部
治療や闘病を通じて、医療従事者に期待することはありますか?
斎藤さん
数値や治療だけでなく、患者が感じている時間の長さや不安も汲み取ってもらえると、とても救われます。ほんの一言の声かけが大きな支えになります。
編集部
斎藤さんにとって『闘病』とは何ですか?
斎藤さん
闘病は「治す」だけではなく、「病気とともに、どう生きるか」を考える時間だと思います。その中で記録し、表現することが生きる力になっています。助けられた命の記憶を、作品として次の誰かへ手渡していくことも、大切な役割だと感じています。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
斎藤さん
病気は突然、日常に入り込んできます。実際に当事者になると、日常は一瞬で変わります。だからこそ、違和感を軽視せず、早めの検査が大切です。そして同じく闘病している人たちには、つらい日があっても、その日を越えたこと自体に十分価値があると伝えたいですね。
編集後記
斎藤さんは、覚悟を決めて治療に取り組み、心身ともに自分なりに調整しながら作品を作り続けています。その姿勢からは、困難に直面したときの心持ちや、同じく闘病している人にとってのエールが読み取れました。
なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
記事監修医師:
今村 英利(いずみホームケアクリニック)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
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