
毎日、子どもがゲームにばかり夢中になっているのを横目で見ながらため息をついてしまう……きっと、何度言ってもゲームをやめない子どもにイライラしたり、あきれたりしていることでしょう。でも、そもそもゲームはやめられないようにできているので、無理にやめさせようとすることが間違っているのです。いったいどういうことなのでしょうか?
子どもにはゲームやSNSは制御できない!?
非認知能力専門塾『Five Keys』の主催者である井上顕滋さんは、「ゲームやSNSなどは、IT企業の優秀な技術者、行動経済学者、心理学者たちが人間の脳の快楽回路を研究し、視覚・聴覚・報酬システムを駆使して巧妙に設計したものです。自己制御能力がしっかり発達し切った大人でさえ抵抗することが難しいように設計されているものを、まだ自己制御能力が発達していない子どもに、自分の意志だけでやめさせるのはハードルが高過ぎる話なのです」といいます。
そうと知れば、親は子どもの非認知能力を養いながら、自らゲームをやめられるようになるよう導くほうがずっと生産的ですよね。そこで、井上さんに子どもの導き方を教えていただきました。
目標達成能力と思考力を養いながら導く
子どもの目標達成能力と思考力を養いながら、ゲームを自らやめられるように導く方法です。次のように声掛けしてみましょう。
今日のゲームは何時までに終わらせる? どうやってゲームを切り上げるか、自分で作戦を立ててママに教えて。
「自分で『終了時間』という目標を設定し、それを守るための作戦を言葉にさせます。これにより、計画立案やシミュレーションを行う前頭前野(ブレーキ回路)を活性化させます。その結果、直接的に目標達成能力を鍛えられます。また、同時にゲームの管理という日常の出来事を通じて、問題解決のための主体的な思考力の向上も期待できます」(井上さん)
