高校時代に「20回以上の性被害」訴え、「いじめ」認定でも残る疑問…再調査にも不信募る

高校時代に「20回以上の性被害」訴え、「いじめ」認定でも残る疑問…再調査にも不信募る

●報告書には「事実と異なる点」も

マユさんは母親に被害を伝えた後、欠席を繰り返した。

報告書は、欠席日数について「目安となる30日の欠席はないものの、連続して欠席している」とした。そのうえで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたことも踏まえ、いじめがなければ不登校や心理的重大事態は発生しなかったとして、因果関係を認めた。

ただし、報告書に記載された欠席日数は「14日」で、母親はこの点も事実と異なると指摘する。

「当時、学校からは『全部、出席だったことにしておきます』と言われました。

ただ、重大事態と認定してもらうにあたって、欠席をすべて出席とされると認定されないのではないかと不安でした。その点について、一度も聞き取りはありませんでした。

欠席は欠席としてほしかったのですが、委員会はすでに解散しており、修正には応じないということでした」(母親)

また、校内でスマートフォンを使用したとしてマユさんが書いた反省文を、ユタカさんがInstagramの裏アカウントに投稿したとされる行為については、一般的に他人に知られたくない内容を公開したものだとして、いじめと認定した。

一方、2人の性行為に関する内容やLINEのやりとりのスクリーンショットを、ユタカさんが別の生徒に共有したとされる件については、裏付ける資料がないとして認定しなかった。

●被害届は受理されなかった

マユさんは2022年11月26日、警察署に被害届を出そうとしたという。

母親によると、当時対応した女性警察官から被害内容を詳しく聞かれることはなく、地図で場所を確認された。

また、マユさんが「嫌だ」と伝えたと説明したものの、手で抵抗するジェスチャーをしておらず、大声で「い・や・だ」と言っていないとして、警察官から「それなら同意ですね」と言われたという。

翌日も被害届を出したいと申し出たが、受理されなかったとしている。

報告書によると、11月29日、警察署から学校に電話があり、マユさんの両親から申し出があったことを伝え、高校で対応するよう求めたとされる。

母親によると、被害届は現在も受理されていないという。

「被害届は4〜5回、出したいと申し出ましたが、受理されませんでした。なぜ初動で受理せず、捜査をしなかったのでしょうか。

しかも報告書には、11月25日に交際相手であるユタカとその父親が学校へ事情を説明しに行ったと書かれています。

このことは学校と警察に開示請求をしましたが、記録は出てきませんでした。何も残っていないというのです」(母親)

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