
「鯖江市地域活性化プランコンテスト【高校生版】」
市長や地域住民との対話からアイデアを形に
総合的な探究の時間や地域探究が重視される中、実際の自治体を舞台に高校生がまちづくりを考える実践型プログラムが注目を集めています。福井県鯖江市で18年以上続く「鯖江市地域活性化プランコンテスト」です。
参加者は“市長になる”という設定のもと、地域を歩き、住民の声を聞きながら、まちの未来を考えるプランづくりに挑戦。地域課題の解決だけでなく、「こんなまちがあったらいい」という未来志向のアイデアを提案する実践型の探究プログラムです。
プログラムは複数日にわたり実施され、市長との座談会やデザインシンキングを活用したワークショップ、まち歩き、地域住民へのヒアリングなどを体験。机上の学習だけでは得られない“リアルな地域の姿”に触れながら、自分たちなりのまちづくりプランを練り上げていきます。
最終日には、市長や地域関係者の前でプレゼンテーションを実施。考えたアイデアを多くの人に伝える機会が設けられており、企画力はもちろん、コミュニケーション力やプレゼンテーション力も磨くことができます。
探究学習や進路選択にもつながる実践の場
近年、高校教育では「総合的な探究の時間」をはじめ、自ら課題を見つけて考え、行動する力が重視されています。
同コンテストは、地域活性化というテーマを通じて、情報収集、対話、企画立案、発表までを実践できるのが特徴。学校の授業だけでは得にくい経験を積めることから、将来地域づくりや行政、まちづくり、ビジネスなどに関心を持つ高校生にとって貴重な学びの機会となっています。
また、参加者同士がチームを組んで活動するため、地域や学校を超えた仲間と出会える点も魅力の一つです。異なる価値観や考え方に触れながら協働する経験は、進路選択や将来のキャリアを考えるうえでも大きな財産となりそうです。
