帰り道、彼から聞いた言葉
義実家を後にし、ようやく彼と二人きりになりました。私は戸惑いを隠せず、「急にいろいろ決まっていて驚いた」と伝えました。すると彼は、「うちの親は、家族みんなで支え合うのが当たり前だと思っているんだ」と当然のように口にしたのです。
帰宅しても義実家での出来事が頭から離れませんでした。私が怖かったのは、住む場所も子育ても、私の意思とは関係なく決められていくことです。
このまま結婚すれば、これから先も同じことの繰り返しになる──そう考えた途端、幸せな未来よりも「逃げたい」という気持ちのほうが大きくなりました。
そして、私は彼に別れを告げ、結婚の話を白紙にしました。当時はプロポーズを受けたばかりだったこともあり、別れを告げるのはとてもつらかったです。それでも、結婚前だったからこそ、お互いの価値観の違いに気づき、離れることができました。
その後、私は別の人と出会い、結婚しました。住む場所や子育てなど、大切なことは夫婦で話し合いながら決めています。
家族との距離感に正解はありません。しかし、お互いの気持ちを尊重しながら人生を築いていける相手と出会えたことを、今は幸せに思っています。
著者:伊東莉子/30代女性・小学生の息子を育てる母。趣味はガーデニングと息子とゲームをすること。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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