検査を楽に受けるためにはどうすればよい?
編集部
少しでも楽に受けるため、事前にできる工夫はありますか?
三井先生
検査への不安や過去につらかった経験を、あらかじめ医師へ伝えてください。医療者側が状況を把握していれば、鎮静の方法や検査中の声かけなどを調整しやすくなります。また、絶食や下剤などの事前指示をきちんと守ることも重要です。なぜなら準備が不十分だと再検査や検査時間の延長につながるほか、下剤の量が増えるなど、結果的に患者さんの負担が増えるおそれがあるからです。
編集部
検査当日に気を付ける点はありますか?
三井先生
緊張すると体に力が入り、えずきや腹部の張りを強く感じやすくなります。なるべくリラックスし、検査中は医師や看護師の指示に合わせて呼吸を整えましょう。鎮静剤を使用する場合、当日の車の運転や重要な判断は避ける必要があります。帰宅方法まで含めて、あらかじめ調整しておきましょう。
編集部
内視鏡検査を受ける医療機関は、どう選べばよいのでしょうか?
三井先生
検査のつらさは、医師の挿入技術や進め方によって大きく変わるため、内視鏡の専門医(日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医など)へ相談することも大切です。患者さんの不安に向き合う姿勢があるかどうかも確認するとよいでしょう。学会の専門医資格や内視鏡検査の実施体制などの客観的な情報を参考にしながら、自身が安心して任せられる医療機関を選んでください。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
三井先生
内視鏡検査は、どうしてもハードルが高いと感じやすい検査です。しかし実際には、検査後に「思っていたより負担が少なかった」と感じる人もいます。現在は前処置(下剤の服用など検査前の準備)や鎮静剤、内視鏡機器の進歩によって、以前より苦痛を抑えて検査を受けられる環境が整っています。不安があるからこそ、まずは一度相談してみてください。
編集部まとめ
内視鏡検査はつらいもの、という印象を持つ人は多いものの、医療の進歩によって受けやすさは高まっています。不安だけで先延ばしにせず、一度話を聞いてみましょう。早期発見への大切な一歩につながります。

