祖母を介護していたころ、ほんの少し目を離した間に、思いがけない事故が起きました。介護では、わずかな時間でも何が起こるかわからないこと、そして介護する側がすべてを背負い続けることの難しさを痛感した出来事です。
祖母を寝かせた後、玄関の掃除へ
その日、私は寝ている祖母の様子を確認してから、玄関の掃除をするために部屋を離れました。祖母は眠っていたため、しばらくは大丈夫だろうと思っていました。部屋を離れていたのは、わずか15分ほどだったと思います。
ところが、掃除をしていると、遠くから私の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。祖母の声だと気付き、私はハッとして、すぐに部屋へ駆けつけました。
ポータブルトイレの横で倒れていた祖母
部屋に入ると、祖母がポータブルトイレの横で倒れていました。「一体、どうしたの?」と驚いて尋ねると、祖母は「トイレに行きたくなって、肘掛けを持ったら滑った」と言いました。
眠っていると思っていた祖母が、自分で起き上がり、ポータブルトイレを使おうとしていたのです。ほんの少し部屋を離れただけだったため、まさかこのようなことが起きるとは思ってもいませんでした。

