「絶滅危惧類の可能性」 軍事施設地下の洞窟で“目も色素もない魚”見つかる 新属新種の発見に驚きの声【海外】

「絶滅危惧類の可能性」 軍事施設地下の洞窟で“目も色素もない魚”見つかる 新属新種の発見に驚きの声【海外】

名前の由来は「ストレンジャー・シングス」の怪物

 デモゴルゴニクティス(demogorgonichthys)という名前は、Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス』に登場する怪物デモゴルゴンに由来します。さらにその語源は、ジョン・ミルトンの『失楽園』にも登場する冥界の悪魔までさかのぼります。

 種小名のアルカヌス(arcanus)は、ラテン語で「隠された」「秘密の」を意味し、長年誰にも気づかれず地下深くに潜んでいたこの魚を象徴する名前となりました。

 研究者たちはこれまでに約20匹程度しか確認しておらず、その多くは人が立ち入れない地下の帯水層で一生を過ごしている可能性があります。現在確認されている生息地はボブキャット洞窟だけで、国際自然保護連合(IUCN)の基準では「絶滅危惧IA類に相当する可能性が高い」とのこと。

 一方で、この魚が生き延びてこられた背景には、軍事施設内で周辺開発が制限されてきたことも関係しているとみられています。研究者は「これほど綿密に調査されてきた場所で新たな生物が見つかるのは非常に珍しい。私たちの身近な環境には、まだ知られていない生き物が数多く残されていることを示す発見です」と話しています。

参照

Scientific Reports『Surprising cryptic cavefish diversity in a long-studied karst cave ecosystem of northern Alabama』

Auburn University『Auburn biologist helps identify new cavefish lineage discovered in Alabama cave』

Live Science『'Demon cavefish' discovered under WWII chemical weapons facility in Alabama』

配信元: ねとらぼ

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