針に糸を通して縫う準備
白い綿糸を糸通しで針に通し、糸のよりを戻すためにピンと張って指ではじきます。しかし、全くの初心者であるえーくんさんはなかなかうまくできず、おばあちゃんはやさしい笑い声をあげ指導しました。
玉結びにも成功し、玉が見えないように1針目を縫います。おぼつかない手つきのえーくんさんの横で、おばあちゃんは針の持ち方から針を刺す位置までゆっくりお手本を見せつつ、「手に刺さんとせにゃよ」と孫を気づかいます。
端を縫ったら、あとは直線に縫うだけですが、何度か針の頭をてのひらで押すと痛み出し、「穴が開きそう」と赤くなった部分を見せます。するとおばあちゃんが当て布を持ってきてくれ、少し傷みが緩和したようです。
優しく、ゆっくり、丁寧に
途中、縫ったところをおばあちゃんにみてもらうと「いいよ、いいよ」と合格をもらいました。しかし、おばあちゃんが熟練の仕事ぶりを見て「早っ」と驚くえーくんさん。おばあちゃんはその声に「ふふふ」と柔らかい笑い声を返します。コツは、右手の針が上を向くと左手で持った布を下に、針が下を向くと布を上に向け、リズミカルに縫っていくことだそうです。
片端を縫い終わり、玉止めを終えて糸始末すると「次の、向こうの端はもっと楽に縫えると思うよ」とおばあちゃんは励まします。えーくんさんは初めての針仕事に「うわあ、神経使うわあ」とぐったりした様子。そこでおばあちゃんは「これがいっちばん、ばあちゃんは好き」「もう座っとってできるでしょ。なんも考ええんでいい。洋裁が1番好きかなあ」と裁縫の楽しさを伝えました。

