治療法の選び方
編集部
それぞれの治療の適応について、もう少し詳しく教えてください。
苅部先生
軽度から中等度の眼瞼下垂や、皮膚のたるみが主な原因となっている場合には、切らない治療が適していることがあります。また、ダウンタイムをなるべく短くしたい人や、日常生活への影響を抑えたい人にも選択される傾向があります。一方、まぶたの下垂が強い場合や、挙筋の機能低下が明らかなケースでは、切らない治療だけでは十分な改善が得られないことも多いため、まぶたの構造を直接修正できる切開手術が勧められます。
編集部
切開手術を勧められることもあるのですね。
苅部先生
はい。まぶたの状態や原因、症状の程度を診察で個別に評価した上で、治療を選択します。見た目の改善だけでなく、機能面とのバランスを考えながら、患者さんの希望も含めて総合的に判断します。
編集部
治療を検討する上で、知っておいたほうがよいことはありますか?
苅部先生
切らない眼瞼下垂治療は美容目的の施術に位置付けられるため、基本的には自由診療です。一方、症状の程度によっては切開を伴う手術が保険適用となる場合もあります。また、症状や原因によって適応が異なるため、事前に十分な説明を受け、納得した上で治療を選択することが大切です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
苅部先生
眼瞼下垂に対する治療は知っていても、切らない眼瞼下垂治療については、まだ知らない人が多いかもしれません。切開を伴う一般的な治療と比べて身体的な負担が少ないため、まぶたの重さや開けづらさが気になっている人は、一度美容外科などで相談してみてください。その際は、切らない眼瞼下垂治療ができるかどうか、受診前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
編集部まとめ
切らない眼瞼下垂治療は、皮膚を切開せずにまぶたの開きを改善できる方法として注目されています。適応には限りがあるため、切開を伴う手術との違いを理解し、自分の症状や希望に合った治療法を選択することが大切です。

