今回ご紹介するのは、金属加工の技術から生まれた、個性あふれるキャンプギアです。無骨さの中にも繊細な美しさがあり、使うだけでなく、眺める時間まで楽しませてくれます。作り手のこだわりが詰まった3つのプロダクトをご紹介します。
1.folktonika(フォークトニカ)|鉄が土に還る過程を作品にする、福井のブランド
folktonikaは、福井県美山町を拠点に、鉄製のアニマルヘッドを制作しているブランド。
壁に鹿の頭部を飾るハンティングトロフィーの様式にヒントを得た立体作品で、角のカーブや骨格を鉄の棒で表現しています。
写真のように角のフック一本一本にランタンやキーホルダーを掛けて見せる、遊び心のあるディスプレイも魅力のひとつです。
制作の背景にあるのは、「鉄が錆びてやがて土に還っていく」という時間の流れへの眼差し。無骨な素材でありながら、経年変化そのものを味わいとして楽しめるようにデザインされているのが特徴です。
今回はTOKYO OUTDOOR SHOW 2026に出展し、素材の質感と佇まいの両方を楽しめるアイテムとして注目を集めていました。お気に入りの一体を、暮らしの中に迎えてみてはいかがでしょうか。
2.自然結人(しぜんゆいと)|板金加工のプロが手がける、フェーズフリーギア「香炎-KAEN-」
三重県四日市市の板金加工会社・有限会社市川プレスが展開するキャンピングギアブランドが「自然結人(shizenyuito)」。
焚き火台や極厚鉄板など、プレス加工や曲げ加工の技術を活かしたアウトドア用品を手がけています。
その中でもユニークなのが、フェーズフリーギア「香炎-KAEN-」です。
実際に商品化されている焚き火台のミニチュアバージョンで、お香や蚊取り線香を焚くスタンド、さらには固形燃料を使った簡易的な湯沸かしや調理の熱源にもなる、という仕組み。
発想の出発点は、「準備はしていても、いざという時にどこにしまったか分からなくなる防災用具」への違和感だったそうです。
おしゃれなパッケージ自体が固形燃料をストックしておけるケースになっているため、日常のインテリアとして飾りながら、そのまま備蓄も兼ねられるのがポイント。
「日常を彩るお香立ては、有事を生き抜く熱源になる」というコンセプトの通り、日常と非常時の境界をやわらかく溶かしてくれるプロダクトです。
▼同じデザインの焚き火台はこちら!

