「スイカ」を食べると”血糖値”はどうなるかご存じですか?注意点も医師が解説!

「スイカ」を食べると”血糖値”はどうなるかご存じですか?注意点も医師が解説!

スイカで血糖値はどう変化する?メディカルドック監修医が糖尿病への影響や血糖値スパイクを防ぐ食べ方、その他のフルーツ等を解説します。

四方 雅人

監修医師:
四方 雅人(医師)

【経歴】
久留米大学医学部医学科を卒業後、岡山済生会総合病院にて初期臨床研修を行う。その後、久留米大学医学部内分泌代謝内科助教、久留米大学臨床研究センター助教などを経て現在に至る。糖尿病・内分泌代謝領域を専門とし、日々の糖尿病・内分泌診療に加えて夜間頻尿・睡眠・糖尿病性腎臓病などを中心とした臨床研究および医療情報の監修に取り組んでいる。
【資格】
内科専門医、糖尿病内科専門医、内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医、内分泌代謝・糖尿病内科領域指導医。

血糖値とは?食後の血糖値上昇とGI値

血糖値とは?食後の血糖値上昇とGI値

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度です。食事に含まれる炭水化物は消化・吸収されてブドウ糖となり、血液中に入ります。通常は膵臓から分泌されるインスリンの働きにより、血糖値は一定の範囲に保たれます。血糖の状態は、健康診断や診療で行う血液検査で確認できます。代表的な項目には、空腹時血糖、随時血糖、食後血糖、過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を反映するHbA1cがあります。血糖値が慢性的に高い状態が続くと、糖尿病性網膜症・腎症・神経障害、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。一方、糖尿病治療薬を使用している方では低血糖にも注意が必要で、一般に70mg/dL未満は対応が必要な低血糖として扱われます。GI値(グリセミック・インデックス)は、食品に含まれる炭水化物が食後血糖値をどの程度上げやすいかを示す指標です。ただし、GI値は「その食品から一定量の糖質を摂った場合」の比較であり、実際に食べる量までは反映しません。そのため、実際の血糖への影響は、GI値に加えて「糖質量」や「食べ合わせ」を考えることが大切です。実用的には、GI値と1回量の糖質量から考えるGL(グリセミック負荷)も参考になります。

スイカを食べると血糖値はどうなる?

スイカを食べると血糖値はどうなる?

スイカの栄養価とGI値

日本食品標準成分表では、赤肉種の生スイカは可食部100gあたり41kcal、水分89.6g、炭水化物9.5g、食物繊維0.3g、カリウム120mgです。可食部200gで考えると、炭水化物は約19g、エネルギーは約82kcalです。スイカのGI値は、資料により50前後から70台まで幅があります。古い表では高GIとして扱われることがありますが、近年の国際GI表やデータベースでは品種や測定条件により値が異なることが示されています。したがって「スイカ=必ず危険」と考えるより、1回量を含めたGLで考えるのが実用的です。スイカは水分が多く、同じ重さあたりの糖質量は菓子類やジュースより少ないため、少量であれば血糖負荷は大きくなりにくい食品です。

スイカを食べると血糖値は上がりやすい?

スイカにも糖質が含まれるため、食後血糖値は上がります。ただし、上がり方は「どれだけ食べたか」「空腹時に単独で食べたか」「食事全体の内容」「糖尿病の治療状況」によって変わります。例えば可食部100〜200g程度であれば糖質量は約10〜19gですが、半玉に近い量を一度に食べると糖質量が大きくなり、食後血糖値が上がりやすくなります。

配信元: Medical DOC

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