6歳で天文宇宙検定3級に最年少合格、小学3年生で数学検定2級――“宇宙少年”として注目を集める、小学6年生の大森陽生さん。
大森家が実践してきたのは、“ほめる・叱る”に頼らず、親の「リアクション」にフォーカスした独自の子育てメソッド。この考え方をまとめた書籍書籍『みるみる自走する! 子育てはリアクションが9割』(著:大森治幸、大森陽生/新潮社)が、このたび刊行されました。
本記事では、「リアクション」において親のジャッジを入れない理由を、一部抜粋してご紹介します。

「リアクション」ではなぜジャッジをしないのか
上下関係を超えた「敬意」の交流
親から子どもへの接し方で代表的なものと言えば、「褒める」「叱る」があります。大学で教育学を専攻していた時も、褒め方や叱り方について学ぶ機会がありました。ご存じの通り、今では一般に向けてハウツー本も山のように出ています。
もちろん、褒めることは子どもに自信をつけさせる声かけとして大切でしょう。また、叱ることが必要な場面があるのも親としては当然です。
しかし、「褒める」も「叱る」も、そこには「ジャッジ(評価)する側・される側」という主従関係が見えなくとも存在しています。立場がしばしば逆転するのであれば、対等と言えるかもしれませんが、親子に限っては立場の逆転はありません。どうしても、親が上、子どもが下、ということになってしまいます(先生と生徒でも同様でしょう)。親子のやりとりを、常にジャッジする側・される側の枠組みに当てはめてしまうのは、私にとってはどうしても居心地が悪く、言いようのない違和感を覚えてしまう時があります。

後ろの煙はロケットの発射後の水蒸気。
