内容への受け止めは?
編集部
東京科学大学の研究チームが発表した内容への受け止めを教えてください。
遠藤先生
介護を必要としていない人と私たちの接点の多くは、外来における歯科治療だと思います。自立して歯科外来に通院できる元気な患者さんに対し、私たちは毎日の歯磨きや歯間ブラシ・デンタルフロスを用いた歯間部清掃指導を熱心に行ってきました。しかし、舌ブラシを用いた舌の清掃指導までは、日常的に必要なケアとして伝えられていないのが実情ではないでしょうか。本研究では、7つの日常的な口腔衛生習慣のうち「舌ブラシの使用」が将来の全死因死亡リスク(さまざまな原因による死亡リスク全体)を最も低下させる可能性があると示されました。全身の健康寿命を延ばすという観点からも、今後は毎日の歯磨きや歯間ケアに加えて、舌を清潔に保つ習慣を伝えていくことが、新しい予防歯科治療のスタンダードになるでしょう。
編集部まとめ
今回の研究から、歯間清掃具や舌ブラシといった、特別な費用や技術がなくても続けられる口腔ケアが、健康長寿に役立つ可能性が示されました。毎日の歯みがきに、歯間清掃や舌のケアを一つ加えることが、将来の健康を守る一歩になるかもしれません。今日から少しずつ、できることを取り入れてみましょう。
- 歯周病で口臭は強くなる?原因や改善方法、治療方法を詳しく解説
──────────── - 「歯周病」を発症すると「口臭」にどんな特徴が現れる?セルフチェック法も解説!
──────────── - 「口臭予防のためのセルフケア」を歯科医が解説 正しい歯磨きの方法・歯磨き剤の選び方のポイントとは?
────────────

