父の死後「付き合ってる人いるの?」母に聞かれ──流されるように再婚した結果

父の死後「付き合ってる人いるの?」母に聞かれ──流されるように再婚した結果

今回は、友人Aに聞いた、親との距離感についての話です。
父が亡くなった後、母のひと言をきっかけに人生が大きく動き出しました。
けれど今、Aは以前とは違う気持ちで親と向き合っていて──。

父を見送って

父が亡くなってしばらく経った頃のことです。
葬儀や手続きが一段落しても、私はまだ気持ちの整理がついていませんでした。
そんなある日、母から突然聞かれたのです。

「付き合ってる人はいるの?」
私は子どもの頃から親に強く反抗したことがありませんでした。
その反動からなのか、一度目の結婚だけは親の反対を押し切って決めたのです。
けれど、その結婚は数年で離婚という形で終わり、その後、私は実家近くにひとりで暮らしていました。

進む結婚話

交際している相手がいることを話すと、母はどこかうれしそうな様子。
親族の集まりや何気ない会話の中でも、少しずつ結婚の話を振ってきます。
けれど私の心の中には、父を亡くした悲しみもまだ残っていました。
もう結婚はいいかなとさえ思っていたのです。

「家に連れてきてはどう?」
母は交際相手に会いたがり、周囲を巻き込んで再婚話を進めてきました。
日々繰り返される結婚の話題、相手の転勤もあり、気がつけば結婚式を迎えていました。
再婚を望んでいたのか、それとも周囲の期待に応えようとしていたのか。
自分でもはっきり整理できないまま、二度目の結婚生活が始まったのです。

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