介護保険の認定結果と申請後の手続き

認定結果に納得できないときはどうすればよいですか?
認定結果に納得できないときは、まず市区町村の窓口やケアマネジャーに、結果の理由を確認することから始めましょう。
心身の状態が認定時より変化している場合は、有効期間の途中でも区分変更申請を行うことができます。
また、認定そのものに不服がある場合は、結果を知った日の翌日から3ヶ月以内に、都道府県の介護保険審査会へ不服申し立て(審査請求)をする方法もあります。ただし、手続きに時間がかかることもあるため、まずは区分変更申請や再調査を相談するのが現実的です。
審査請求は文書での手続きが必要なため、進め方がわからないときは市区町村の窓口で相談するとよいでしょう。
認定の有効期間や更新申請について教えてください
介護保険の認定には有効期間があり、新規や区分変更の場合は原則6ヶ月、更新の場合は原則12ヶ月が目安です(状態に応じて3〜数十ヶ月の範囲で設定されます)。
有効期間が終わると認定の効力がなくなるため、引き続きサービスを利用するには更新申請が必要です。
更新の手続きは、有効期間が満了する60日前から行えます。市区町村から更新のお知らせが届きますが、忘れないようカレンダーなどに控えておくと安心です。
更新申請でも認定調査が行われ、その時点の心身の状態に合わせて要介護度が見直されます。区分変更申請をすると認定調査が再度行われ、現在の状態に合った要介護度に見直してもらえます。
認定後に介護サービスを使うまでの流れを教えてください
認定を受けたあと、実際に介護サービスを使い始めるまでの流れは、次のとおりです。
1. 認定結果と要介護度を確認する
2. ケアプランの作成を依頼する(要支援は地域包括支援センター、要介護は居宅介護支援事業者のケアマネジャー)
3. ケアマネジャーと相談しながら、利用するサービスや回数を決める
4. サービス事業者と契約する
5. ケアプランに基づいてサービスの利用を開始する
ケアプランの作成費用は介護保険でまかなわれ、自己負担はありません。どのサービスが合うか迷うときも、ケアマネジャーが本人や家族の希望を聞きながら一緒に考えてくれます。サービスを利用したあとも、心身の状態の変化に合わせてケアプランは見直されるため、困りごとがあれば遠慮なくケアマネジャーに伝えましょう。
編集部まとめ

ここまで介護保険の申請についてお伝えしてきました。介護保険の申請の要点をまとめると以下のとおりです。
申請は市区町村の窓口で行い、家族や地域包括支援センターによる代理申請もできる
申請後は認定調査と審査を経て、原則30日以内に要支援・要介護の結果が通知される
認定後はケアプランを作成し、契約を経てサービスの利用を始められる
介護保険の手続きは複雑に感じられますが、地域包括支援センターやケアマネジャーなど、支えてくれる専門職がいます。そのため、介護保険の手続きなどに困ったときは一人で抱え込まず、早めに相談しましょう。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
要介護認定|厚生労働省
サービス利用までの流れ|厚生労働省
WAM NET|独立行政法人福祉医療機構

