
テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
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暑さが続く季節は、冷たいマリネがおいしく感じられますよね。今回は、旬のトマトをたっぷり食べられる「トマトと玉ねぎのマリネサラダ」を紹介します。さっぱりとした酸味が食欲をそそり、あと一品ほしい日の副菜にもぴったりです。この夏くり返し作りたくなる一皿ですよ。

これはもうデパ地下超え!?短時間で味しみトマトマリネ
「トマトと玉ねぎのマリネサラダ」は、デパ地下でもよく目にする定番メニュー。材料も作り方もシンプルですが、家で作るとなんだかイマイチ…と思うことはありませんか? 実は野菜の切り方で味や食感が驚くほど変わるんです。詳しく説明するので、ぜひ試してみてください。
【材料】
トマト:1個
玉ねぎ:1/2個
おろししょうが:小さじ1/2
サラダ油:小さじ3
酢:小さじ3
砂糖:小さじ1
塩:小さじ1/4
あらびき黒こしょう:少々
作り方

今回の「トマトと玉ねぎのマリネサラダ」は、玉ねぎのマリネを作り、トマトを切って、玉ねぎのマリネとあえる、という流れで作ります。
まず、玉ねぎ1/2個を切ります。根元を落とした玉ねぎを、繊維と垂直の向きに薄切りにします。多少厚くなっても大丈夫ですが、なるべく薄く切ってください。

根元のほうまで切り、切りづらくなったら、パタンと倒して切ります。そうすることで最後まで繊維が断ち切れます。

玉ねぎの切り方が今回の“ちょいコツポイント”
「玉ねぎを繊維と垂直向きに薄切りにする」
時短で味しみさせたいときは、繊維と垂直の向きに包丁を入れると、繊維が断ち切れるので、味しみが早くなります。

薄切りにした玉ねぎを洗います。
玉ねぎの辛さがあるので、サッと洗って辛み抜きをします。水にさらさず、水の中でもみ洗いする程度でOKです。

水気を切った玉ねぎをボウルに入れ、酢小さじ3、砂糖小さじ1、塩小さじ1/4を加えて絡めます。砂糖を少し入れるとおいしいですよ。

僕は時短で仕上げたいので、手でもみます。繊維と垂直向きに切っているので、味しみが早いですが、その分食感は柔らかくなります。パリッとした食感が好みの方は、繊維と平行向きに切ってください。その場合は味がしみるのに少し時間がかかるかもしれません。

玉ねぎがやわらかくなったら、しょうがのすりおろし小さじ1/2を入れ、ざっと混ぜます。
生のしょうがのすりおろしを少し加えるとおいしくなります。今回はチューブのしょうがだとよさが出ないので、生のしょうがを入れるか、なければ入れなくてもいいと思います。

トマトを切ります。トマトの切り方が、今回の“ちょいコツポイント”2つ目です。
「トマトはなるべくゼリー部分を露出させないように切る」
この切り方で、トマトから水分が出るのを防ぎ、ベチャッとなりづらいです。
(「ゼリー部分」と呼んでいるのは、トマトの種があるトロッとしたゼリー状の部分のことです)

トマト:1個のヘタをくり抜きます。
包丁の背を握るようにして持ち、包丁の先端のほうを親指で固定するようにします。

トマトのヘタのところに、包丁を少し斜めに向けて刺します。

包丁は動かさずにトマトを回しなら一周させます。

ヘタだけ取れます。

ヘタを取ったトマトを横半分に切ります。
切ったトマトの断面を見ると、ゼリー部分とそれを仕切っている壁のような部分に分かれています。ゼリー部分を切ってしまうと、ゼリー部分が外に出て水っぽい仕上がりになってしまいます。それを防ぐために壁の部分を切って、ゼリー部分の露出を抑えます。

壁の部分を切ると、ゼリーが露出しません。

ゼリー部分に包丁を入れると、露出具合が全然違うのがわかります。

壁の部分に包丁を入れるようにして、輪切りにしたトマトを6等分にします。ゼリーの露出が少ないので、ゴロッとして食感もいいですよ。

トマトを切り終わったら、玉ねぎのマリネを味見します。しっかり味が絡んでいればOKです。サラダ油小さじ3を加えます。

玉ねぎのマリネにトマトを加えてあえ、あらびき黒こしょう少々を振ります。
これで出来あがりですが、冷蔵庫で冷やして食べるとさらにおいしくなるので、15分ぐらい冷やします。

15分冷やしたので盛り付けます。トマトにも味がなじんでいそうですね。でもトマトからはあまり水分が出ていません。切り方で水っぽさが変わるので、ぜひ壁の部分を切るように意識してください。

「トマトと玉ねぎのマリネサラダ」の完成です。

