関節症への理解が低い飼い主

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オーストラリアで行われた調査で、飼い猫の多くが「関節の痛みを我慢している状態」であることが明らかになりました。
動物の健康関連事業を展開する会社「Zoetis Australia」が委託して行った調査によると、猫の飼い主の51%が「猫が変形性関節症を患う可能性があること」を知らないことがわかりました。90%の飼い主は、質問されれば猫の変形性関節症の兆候を少なくとも1つは正しく認識できる一方、35%が「注意すべき兆候や症状について十分な理解がない」ことがわかっています。
つまりオーストラリアの多くの猫が、飼い主に気づかれないまま関節痛を抱えて生活している可能性があるのです。同調査では、猫の飼い主の25%は「動きが鈍くなる」「睡眠時間が増える」「階段を上るときやジャンプする前にためらう」といった兆候に気づいても、加齢に伴う正常な変化だと考えていることも分かりました。そして回答者の約14%が「関節痛はほとんどの猫にとって正常な状態で治療は不要」と考えています。
上手に痛みを隠す猫たち

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変形性関節症は、患部の関節に痛みと変形を引き起こします。関節を保護する軟骨が摩耗することで骨同士が直接接触し、痛みや炎症が起きたり可動域が制限されたりするのです。
この状態で適切な治療と痛みの管理を行わないと、猫がジャンプしたり自由に動き回ったり、遊んだりする能力に影響を与えてしまい、生活の質が低下します。
変形性関節炎は約40%もの猫が患う病気で、6歳以上の場合なら罹患率が約60%に高まります。しかし猫は痛みを隠して症状を示さないようにするため、診断が遅れてしまいがちです。ある獣医師は「この病気だと診断される猫は、実際の17%だけである」とも報告しています。
ビクトリア州メルボルンにあるメルボルン猫病院の院長Carolyn O'Brienさんによると、「定期的に獣医の診察を受ければ、変形性関節症の早期発見に役立ちます。そして長期的な痛みの管理と生活の質の向上が実現できるのです」といいます。
「猫は痛みを隠すのが非常に上手なので、変形性関節症は犬の場合ほど分かりやすくないのです。おまけに睡眠時間の増加や毛づくろいの減少、階段の上り下りが遅くなったりといった一般的な兆候や症状を、単なる加齢による変化だと飼い主さんが誤解してしまうケースもあります。定期的に獣医の診察を受けて早期発見ができれば、必要なケアとサポートを受けられ、猫の苦しみを軽減できるのです」

