てんかんの薬の継続と治療終結

てんかんの薬は、発作が十分に落ち着くまで長期間にわたり継続しての服用が大切です。治療の終結(減量・中止)のタイミングは、発作がない期間や検査結果、生活状況などを総合的にみて、主治医と相談しながら慎重に決めていきます。
服薬の継続が必要な期間
てんかんの薬をどのくらいの期間続けるかは、発作の抑え具合や脳波、てんかんのタイプなどによって違いますが、一般には発作が少なくとも2年以上起きていないことが一つの目安とされています。
発作が安定してから2〜3年以上、てんかん波のない状態が続いていれば、主治医と相談しながら、半年から1年以上かけて少しずつ減らしていくケースが少なくないです。一方で、てんかんの種類や仕事・運転などの事情によっては、より長く薬を続けることがすすめられる場合もあります。
薬の減量や中止の判断
てんかんの薬の減量や中止は、発作が長期間落ち着いていることが前提となり、主治医が総合的に判断します。一般的には、少なくとも2年以上発作がなく、脳波でもてんかんに特徴的な波がみられない場合に、減量や中止の検討が少なくないです。自己判断で急に中止すると、発作が再発・増悪するおそれがあるため、主治医と相談しながら進めることが大切です。
抗てんかん薬についてよくある質問
ここまで抗てんかん薬の種類と選び方などを紹介しました。ここではてんかんの薬についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
てんかんの薬は一生飲み続けなければなりませんか?
伊藤 規絵医師
てんかんの薬を一生飲み続ける必要があるかどうかは、人によって違います。発作が長期間おさまり、脳波も安定していれば、主治医と相談しながら少しずつ減量・中止を検討できる場合もありますが、再発リスクが高く長期服薬が望ましいケースもあります。てんかんの薬を飲み忘れたらどうすればよいですか?
伊藤 規絵医師
てんかんの薬を飲み忘れたときは、気付いてすぐであれば1回分を服用してよい場合が少なくないです。ただし、次の服用時間が近いときは2回分を一回で飲まず、その回は抜かして通常の時間帯から再開し、自己判断で調整せずに主治医や薬剤師に相談するようにしてください。
