「若造に何がわかる!」理学療法士の私を拒む患者。数分後に態度が変わった理由は【体験談】

「若造に何がわかる!」理学療法士の私を拒む患者。数分後に態度が変わった理由は【体験談】

私は病院で理学療法士として働いています。50代になり、現場ではベテランと呼ばれる立場になりました。多くの患者さんと向き合う中で、こちらの説明をなかなか受け入れてもらえず、対応に悩むことも。先日担当した70代の男性患者さんとのやりとりは、今でも印象に残っています。

初対面から厳しい言葉を向けられて

その男性患者さんは、以前は大手企業で役職に就いていた方だそうです。初対面からこちらを試すような態度があり、「君のような若造に何がわかる」と言われました。私はすでに50代ですが、その方から見ると年下に見えたのかもしれません。

男性は長年、膝の痛みに悩んでいるとのことでした。私は状態を見ながら無理のないリハビリメニューを提案しましたが、「医者でもない人間の言うことは信用せん」「もっと強い刺激を与えろ」と、なかなか聞き入れてもらえません。

さらに、自己流の激しいトレーニングを始めようとしたため、このままでは膝だけでなく腰にも負担がかかると感じました。

状態を見極め、冷静に伝えることに

強く言い返しても反発を招くだけだと思い、私はまず体の状態を具体的に伝えることにしました。

歩行の様子を確認すると、膝をかばう動きに加え、腰にも負担がかかっているように見えました。そこで「膝だけでなく、腰の影響も出ている可能性があります」と伝えると、男性は少し驚いた表情をしました。以前、腰を痛めたことがあったそうです。

私は続けて、「今の動き方のまま無理に負荷をかけると、膝ではなく腰に痛みが出る可能性もあります」と説明しました。専門用語ばかりにならないよう気を付けながら話すと、男性は次第に黙って聞いてくれるようになりました。

配信元: 介護カレンダー

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