私は息子が6歳のときに離婚しました。それまでの数年間、夫婦関係を改善しようと努力を重ねていましたが、夫の態度は日に日に悪化。限界を感じて関係改善を諦め、離婚を決意しました。感情的になりやすい夫に悟られないよう、私は陰で着実に準備を進めることにしたのです。
エスカレートする夫のモラハラと関係改善の限界
結婚後、夫はモラハラ夫へと豹変しました。私がひとりで外出するときに文句を言うなど、ささいな不満でも口うるさく責め立てるようになり、私への精神的暴力が始まったのです。
「お前、クズだな」「そんなんだからパートしかできないんだよ」といった、心がえぐられる暴言に傷つく毎日。それでも、翌日には別人のようにやさしくなるため、モラハラだと気づけないまま振り回され続けていました。
夫婦関係を良くしようと努力し、一時的に持ち直すこともありましたが、息子の出産や育児で余裕のない私に対する暴言はさらにエスカレート。2人目が生まれれば関係が良くなるかもしれないという期待も裏切られ、モラハラが収まることはありませんでした。
「もうこの人とはやっていけない。絶対に離婚する」と決意した私は、ついに離婚に向けた準備を開始したのです。
密かに進めた証拠集めと脱出への計画
まず取り組んだのは、夫からの暴言を細かく日記に記録することでした。言われた日時や内容、その後の経緯に加え、自分の感情も書き留めました。さらに、実家からの帰り道の車内で1時間怒鳴られ続けた際の音声を録音し、夫が怒りに任せて壁に開けた穴の写真も撮影しました。
その後、友人に紹介してもらった弁護士に相談し、収集した証拠を見せたところ「これは完全にDVです。お子さんのためにも、早く離れたほうがいいと思います」と言われたことで、家を出る決心が固まりました。
それからは離婚届などの必要書類を作成しつつ、家を出る日程を設定。夫に見つからないよう荷物を少しずつまとめ、実家へ送り進めました。また、万が一夫が押しかけてきた際に駆けつけてもらえるよう、実家近くの警察にもあらかじめ相談しておきました。

