【闘病】父は45歳で他界「やっぱりきたか」市民ランナーに『大腸がん』ステージ3C

【闘病】父は45歳で他界「やっぱりきたか」市民ランナーに『大腸がん』ステージ3C

後悔しない生き方と、スポーツで健康の尊さを伝える新たな挑戦

後悔しない生き方と、スポーツで健康の尊さを伝える新たな挑戦

編集部

もし過去の自分に声をかけられるとしたら、どんな助言をしますか?

境さん

助言はありません。ただ、45歳で亡くなると思い、20歳から「毎年、人生で初めてのことを1回はやる」と自分に課してきました。それは間違いではなかったと伝えたいですね。

編集部

現在の体調や生活について教えてください。

境さん

抗がん剤の副作用による指先のしびれや握力低下といった後遺症は残っていますが、3カ月に一度の定期検査では大きな異常はなく、安定しています(※)。退院直後は1kmも走れませんでしたが、マラソンを再開し、昨年末にはサブ4(フルマラソンを4時間未満で完走すること)を達成できるまで回復しました。

※副作用や後遺症の表れ方には個人差があります

編集部

がんの経験は、その後の仕事にどのような影響を与えましたか?

境さん

私はがんを経験したことをきっかけに、仕事の軸を「スポーツまちづくり」へ移す決意をしました。スポーツを通して、家族との大事な時間を健康的に過ごしてもらえるイベントを企画していますし、いつかは、がんサバイバーのためのチャリティースポーツイベントを開けたらと考えています。

編集部

家族はどのように受け止めていましたか?

境さん

私ががんになったことで、妻は私以上に悩んでいたようです。今も気遣ってくれることに、深く感謝しています。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

境さん

がんになったことをSNSに投稿したところ、複数の友人から「実は私も」と連絡がありました。耳に届いていないだけで、意外と身近な人ががんになっていることもあります。だから、一人で悩まずに、いろいろな人に相談してみてください。
がんサバイバーの私がマラソンを続ける姿を発信していくことで、今まさに闘病している人たちへ希望を届けられればと思っています。

編集後記

境さんの大腸がんは、マラソンのトレーニング中の違和感と大会後の血便から見つかりました。父親を同じ大腸がんで亡くした経験から、告知を「やっぱりきたか」と受け止め、治療後はサブ4を達成するまでになりました。「病気を乗り越えて社会の一員として活躍できる」という境さんの姿は、今闘病している人にとって大きな希望となるはずです。「意外と身近な人ががんになっている」と語る境さんのように、悩みを一人で抱え込まず、身近な人や医療機関に相談してみてください。そして、体の異変を感じたら、ためらわずに受診することが大切です。

本稿には特定の医薬品、医療機器についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や販売促進などを目的とするものではありません。

なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

岡本 彩那

記事監修医師:
岡本 彩那(淀川キリスト教病院)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

配信元: Medical DOC

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