「低めの重心や比率」を意識
こうした考えを踏まえ、リンダさんは和室をおしゃれに見せるポイントを2つ紹介。まず1つ目に挙げたのは、「低めの重心や比率」を意識することです。
和室は畳で過ごす暮らしを前提に設計されてきたため、背の低い家具のほうが空間になじみやすい傾向にあるとのこと。北欧家具にも低重心のデザインが多く、和室との相性は決して悪くないといいます。
ただし、背の低い洋風家具を取り入れる場合は、家具同士の高さのバランスにも注意が必要なのだとか。相談者の部屋のように背の高い本棚やワードローブが並ぶ空間では、そのまま低いラウンジチェアなどを置くと、高低差が強調されて圧迫感が生まれやすくなってしまうのだそうです。
そこでリンダさんは、背の高い家具の配置を見直し、低い家具との距離を確保したレイアウトを提案。これにより家具同士の高さのバランスが整い、空間全体に落ち着きが生まれると説明しています。
「色の調和」の取り方
2つ目のポイントは、「色の調和」。和室は木材や畳、土壁など、ブラウンや緑系を基調とした色合いで構成されていることが多いため、その色味に合わせて家具を選ぶことで、空間全体に統一感が生まれやすくなるのだそうです。
今回のコーディネートでも、ブラウン系の色味を家具全体で繰り返し取り入れながら、スチールなど異なる素材を組み合わせることで、統一感のある空間を演出。また、アクセントカラーを加える場合も、藍色や朱色など日本の伝統色を選べば、和室の雰囲気を損なうことなく垢抜けた空間に仕上がると紹介しています。

