施設で清掃の仕事をしていた私。仕事を軽く見られているように感じ、悔しい思いをすることもありました。しかし、毎日床を見ているからこそ気づいた小さな異変が、転倒事故を防ぐことにつながりました。
見えない仕事への偏見
私は施設内の廊下や共有スペース、トイレなどの清掃を担当していました。利用者さんが気持ちよく過ごせるよう、汚れを落とすだけでなく、床が濡れていないか、危険な物が落ちていないかも確認しながら作業していました。
しかし、一部の職員からは「ただの清掃員でしょ」と言われたこともあります。こちらが施設内の気になる点を伝えても、「清掃だけしてくれればいいから」と軽く流されることがあり、悔しく感じていました。
床の違和感
ある日、いつものように廊下をモップがけしていると、一部分だけ床の感触が違うことに気付きました。よく見ると、床材の端がわずかに浮き上がっていたのです。ほんの小さな浮きでしたが、つま先が引っかかれば転倒する可能性があります。その廊下は、高齢の利用者さんや足元がおぼつかない方もよく通る場所でした。
私はすぐに職員へ報告しましたが、「今は忙しいから、後で確認します」と言われました。それでも心配だったため、浮いている部分がわかるように目印を置き、別の責任者にも事情を伝えました。

