思い出の場所への旅行というプレゼント
しかし、数日後、夫は「本当にごめん」と謝ってくれました。そして、自分の個人資産で家族旅行をプレゼントしたいと言ってくれたのです。行き先は、夫婦で付き合っていた頃に訪れた思い出の沖縄の離島でした。実は私自身、いつか子どもたちも連れてもう一度行きたいと思っていた場所だったため、その言葉を聞いた瞬間、うれしさが込み上げてきました。忘れられた記念日は悲しかったものの、私のために考え、行動してくれた気持ちは素直に受け取りたいと思えたのです。
悲しさは思い出へ、夫婦の絆は少し深まった
もちろん、結婚記念日を忘れられた事実が消えたわけではありません。それでも、旅行の計画を立てる時間や、家族で思い出の地を訪れて笑い合った時間のおかげで、落ち込んでいた気持ちは少しずつ和らいでいきました。あの夜は「私だけが大切に思っているのかな」と寂しく感じましたが、夫なりに反省し、形にして気持ちを伝えようとしてくれたことが何よりうれしかったです。完璧な夫婦ではありませんが、失敗したあとに向き合うことの大切さを改めて実感した出来事になりました。

