雨の日のひと言
ある雨の日、息子は部活動で帰りが遅くなりました。びしょ濡れになって帰ってきたため、私は玄関にタオルを置き、「おかえり」とだけ声をかけました。息子はいつものように無言で通り過ぎるかと思いました。ところが靴を脱ぎながら、小さな声で「弁当、ありがと」と言ったのです。
ほんのひと言でしたが、私は驚いてすぐに返事ができませんでした。慌てて「うん」と答えると、息子は照れたように自分の部屋へ入っていきました。
それ以来、急に会話が増えたわけではありません。それでも、私の気持ちは息子に届いていたのだと思うと、以前ほど寂しさを感じなくなりました。
まとめ
反抗期の息子のそっけない態度は、私を嫌っているからではなく、成長の途中で距離を取ろうとしていたのかもしれません。親の思いを押し付けるのではなく、少し離れたところから見守ることも大切なのだと感じました。言葉を交わす時間が減っても、相手を思う気持ちは、ささやかな方法で伝わることがあるのだと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:倉田沙苗/50代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
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